皆さま、おはようございます!
前回のブログで、関西本線・弥富駅構内で眺めた
DD51+DF200による異形式重連のタンカートレインをUPしました。
今では駅専門ブログみたくなっちゃいましたけど、
実は自分が駅に興味を持ち始めたのは今から20年ほど前から。
それ以前は貨車の追っかけをしてたのですよ。
世の中には見たことが無い貨車が沢山存在していて、
それを見るたび興奮しながら写真を撮ってたのですよね。
当時は貨車の解体が行われていた酒田港に月イチで通ってましたっけ。
弥富駅で見た最新形式のタキ1000も嫌いではないのですが、
心が惹かれるのはやはり古い車両です。
貨車に関しては古ければ古い方が断然魅力的に感じてました。
貨車は「車両」として保存されてる例は稀ですけど、
倉庫の代用品として使われてるモノはたまに見かけます。
石油品や化成品を輸送するタンク車も同様で、
全国中を探すと据え置きタンクとして使われてるモノがあるのですよ。
以前のブログで紹介したこちらもその一例でした。
上の画像の常磐線・小高駅付近で見ることが出来るタンク車は
戦前製…といっても昭和19年に製造されたモノでしたが、
世の中には明治時代に製造されたタンク車のタンク体が
今でも現存しているらしいです。
今から3年前の話ですが、そんなタンク体を眺めてきました。
向かった先はJR七尾線とのと鉄道が接続する七尾駅。
7年前にもタンク体を眺めに来ており2度目の訪問ですぜ☆
七尾駅では久しぶりに国鉄急行型のクハ455を見ましたけど、
間もなく新系列の521系に置き換えされるんでしたっけ…残念だなぁ。
七尾駅から七尾港駅まで貨物支線(昭和59年廃止)が伸びており、
廃線跡は今でも所々で目にすることが出来ます。
こちらの様子も近い時期にブログにUPしますね。
さてさて、今回の主役のタンク体は七尾港付近にあるはずですが…
見つけました!
ここを訪れるのは2度目のはずなのに、
辺りの景色が大きく変わっていて迷いましたわ。
いつの間にソーラーパネルが設置されたのです?
市道からタンク体を眺めます。
ちなみに前回来た時に見たタンク体はこんな感じ。
辺りは雑草だらけ、しかも雪が降ってて足場が悪く、
この時は眺めるのにえらく苦労したんだよなぁ。
タンク体をもっと近くで見たいのですが、
ここは石油製品を販売する会社さんの敷地内です。
社員さんに事情を説明して撮影の許可を戴きました。
朽ちることなく100年以上も生き続けたタンク体をとくとご覧あれ!
嗚呼~七尾に来て本当に良かった!
ちなみにこのタンク体は「タ600」形式で使われていたモノ。
タ600には明治20年代~40年代にかけ、
海外からの輸入されたモノと国産車が混在しますが、
リベットの頭が潰された箇所がありますが、
車両として現役だった頃は
台枠とタンク体を固定する帯金がここに巻かれていたのでしょう。
これは銘鈑の跡かな?
タンク体の下側は蓋で塞がれてました。
タンク体には後天的に書き加えられたと思われる文字があるのですが、
何が書かれているのでしょう?
…などと鼻息を荒くしながら眺めていると、
社員さんから「コレってそんなにスゴイものなの?」と尋ねられましたよ。
仙台からコレを見に来たと伝えたら度肝を抜かしてましたっけ。
国宝級の代物だと思いますよ。
最後は会社さんにお礼を言ってタ600の元から離れました。
ウワサによれば、石川県内にはタ600のタンク体が他にもあるみたい。
レイルマガジン誌のトワイライトゾ~ンで見た記憶があります。
場所がわかればスグにでも飛んでゆきたいのですが…
弥富駅に行き、久しぶりに貨車好き魂に火が付きましたよ。