今回の展示車両は、MODEMO NT57 江ノ島電鉄300形「304F 1灯型」“標準塗装” です



この製品は、飛行機模型で定評のあるプラモデルメーカー「ハセガワ」が手がけたNゲージ車両です。Nゲージメーカとしては後発ですが、M社のように大々的に商品展開をすることなく、路面電車・小型電車に対象を絞り込み、地道に製品を送り出しています。



江ノ島電鉄、通称「江ノ電」は、鎌倉と藤沢を結ぶ、観光路線兼生活路線です。沿線には、景勝地も多く、あまり良くない意味で観光地化してしまった鎌倉高校前などの名所も多数あります。






江ノ電の車両の特徴は、連接構造の台車を用いていることです。一般的な鉄道車両とは異なり、両車両の中央に1つだけ台車があります。同じ例としては、小田急ロマンスカーが伝統的にこの構造を採用していましたが、VSEを最後に、その後のロマンスカーでは一般的な連結構造となっています。

この車両も「鉄道模型宝石化計画」のセオリーにのっとって、GSIクレオスのGX100番「スーパークリアーIII(光沢)」を使用してクリアコートを施してあります。これを使用することで、ツヤが増すだけでなく、車両の色味が深くなります。





パンタグラフ部のアップです。旧型のイメージを強調するため、やや濃いめのグレーを吹付塗装しています。

さて、いかがでしたでしょうか。
今後も順次、撮影が終わった車両からご紹介の予定です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

なお、明日は取材をかねて踊り子131号・132号にて185系電車の乗り納めに向かう予定ですので、記事更新はお休みさせていただきます。