そういえば、去年、江ノ電の1000が誕生40周年でヘッドマークがつく、なんていうニュースを目にしたような。
JR西のレジェンドNO,2、201系が2024年で運用終了、ということで前出の記事で取り上げさせていただきましたが、奇しくも江ノ電、当時の江ノ島鎌倉観光線1000型も1979年デビュウだったんですよね。
1980年撮影 江ノ島鎌倉観光線旧鵠沼橋梁 1001+1051
河川改修前の鵠沼鉄橋です。
トロリもシングル架線で301+351/303+353/306+356に加え、赤電崩れの600や山梨交通からやってきた助っ人800も、まだまだ現役バリバリで頑張ってた頃に、いきなり「掃き溜めに鶴」※失礼!、のようなこの↑1000型がデビュウしたんです。
いゃー、これを見たときはホントにビックラこきました~。
この1000型の登場をきっかけにしてか、架線は1本トロリからシンプルカテナリに変更され、Zパンタは本チャンのパンタへ、切れる心配のなくなった架線となって、夜間、運転士さんが架線を注視する必要が無くなって、退役まじかの100型以外はライトはおでこから腰回りへ降り、鵠沼の鉄橋と駅も現在の形となりました。
〃 鵠沼のカーブ
その昔はカーブの内側は湿地で緩い土壌だったのが、乾いた地面になり、いつの間にか民家が建って、そのうち、高架になって今はもう、昔の面影はなくなりました。
201はお顔さえ、ちょいと斬新なデザインでしたけど、チョッパ制御を除いては既存の技術の集大成で103や101の中に混じって走っていても、あまり違和感は感じませんでしたが、この↑1000はねぇ。
当時、こんな電車がこれからホントに入ってくるんかい、江ノ電ももう撮るものが無くなっちまうなぁ、なんてボヤイタもんです。
事実、この後、10年間は撮らなくなってしまい、旧鉄橋から現在の鉄橋への代替わりや線路改良や施設更新、車庫の建て替えになじみ深い旧車廃車なんて言う、記録に残しておくべき貴重な光景は全て撮り逃しています。あ~ぁ、あんた↑のせい、やん・・・。
いずれにしても、機器は時代の進化に沿って改良が続けられはしましたが、見た目のお姿はほとんど差異のない後輩がなんと6本!もそろいました。一時代を築いた300型と同じ本数です。
最新後継の20型/500型が2本ずつで今のところは止まってますが、305+355が退役すれば当然どちらかの形式で補充が入るでしょうし、1000の退役なんてことも、あり得るかもしれません。
40年の月日、しかも鋼製車ですから更新の話も出てきてもおかしくはない1000型。
先輩諸車と同じサイクルで、代替わりしていく歳なんですよね、彼らも。