2020年2月19日~21日にかけて川崎重工業車両カンパニー兵庫工場から早岐へとJR九州のハイブリッド車両YC1系2両編成×3編成の計6両が甲種輸送されました。
2018年6月に続く第2回目となる今回の甲種輸送分は2020年3月14日ダイヤ改正より使用される予定となっています。
今回はその様子を鳥栖駅で撮影してきました。
2月21日。
この日の未明に鳥栖貨物ターミナルまで輸送されてきたYC1系は10時過ぎに鳥栖駅へやってくるということで待機。
同業者の方も多く集まる中、鳥栖貨物ターミナルから甲種輸送列車が出てきました。
おや…これは銀釜ですね!
すでに引退が決まっているJR貨物のEF81 303号機。
こちらが今回の甲種輸送の北九州貨物ターミナル→鳥栖貨物ターミナル間の牽引機に抜擢されたと聞き、見たいと思っていましたが、まさか鳥栖貨物ターミナル→鳥栖間にも使用されるとは…!
まさに超貴重な光景ですね。
銀釜が牽引するのはここまで。
早速YC1と切り離されます。
切り離されるとYC1の顔がよく見えます。
前面窓と行先表示器、前照灯は保護カバーで覆われています。
しかしYC1系の特徴である前面を囲むライトははっきりと分かりますね。
821系と並んで「イカ釣り漁船」などと呼ばれているゆえんです(笑)
268号機関車と最新鋭の車両の組み合わせ。
ちなみにこのYC1系、YCは「やさしくて力持ち」の略だそうで、車体にもそう書いてあります。
…なるほど。
最後尾も見てみます。
こちらも同じく一部に保護カバーがかけられていました。
ちょうど、博多からのゆふいんの森3号が入ってきました。
11時すぎ、早岐までを担当するJR九州のDE10 1206号機がやってきました。
ゆっくりとYC1に近づき連結。
デーテン牽引のYC1もかっこいいですね~
今だけの珍しい光景です。
さて、こうして長時間停車していたYC1系ですが、そろそろ発車時刻となります。
汽笛を鳴らし、発車していく列車。
この先長崎本線・佐世保線を経由して早岐へと向かいます。
営業運転開始が待ち遠しいですね。
それでは。
★列車データ
9167レ(吉野ヶ里公園から9967レ) 甲種輸送 早岐行き 鳥栖貨物ターミナル→早岐 EF81-303(鳥栖からはDE10-1206)+YC1-202+YC1-1202+YC1-201+YC1-1201+YC1-101+YC1-1101