いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

3Dプリンタで鉄道模型を作りたい4

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/11/232620

18000円の格安プリンタをポチり、いろいろ勉強しています。


これです↓

課題は以下の3点に集約されてきました。
1-どうやって欲しいカタチを設計するか?(CADソフト・fusion360の使い方の話)
2-どうやって、それを正しく、精密にプリントするか?(スライサーソフト・reptier-hostの使い方)
3-プリンタ本体や材料の扱い

fusion360の使い方については、もちろんちゃんとした方の解説をご覧いただいた方が参考になると思いますが、独学の身としては以下の初歩で躓いていました。

・「スケッチ」の概念
線を描くときにスケッチ作成でこのモードに入り、終わる時はスケッチ窓内のスケッチ終了ボタンを押す必要があること。
スケッチ作成を押すと、原点付近に「どの面でスケッチを描くか?のオレンジの平面」が出てくるのでコレをクリックしないとスケッチを書き始められないこと。これが意外にズームアップしていると気付かず、なんで描けないんだろう?と延々と悩むことになりました。
これらを理解してからは、スケッチ作成→描く→スケッチ終了→押し出しで立体化、とテンポよく作れるようになりました。


↑写真はフィレット機能を覚える前の作業状況です。屋根の端が酷いことになっています。

・画面スクロールのこと
ズームアップしてスケッチを描いていると、線が画面からはみ出します。ここで線の途中で手の平アイコンのスクロールボタンを押すと、描き途中の線がアイコンの位置に繋がってしまいます。これは地味に困りました。初心者はこういうところに躓くのです、、、。
マウスのホイールによるズームアウトでは同じ場所を拡縮するばかりで必要なところを触れず困っていました。が、実は描きたいところと反対側に離れた場所でマウスホイールでズームアウトすると、描きたいところをグッ!と引き寄せるように縮小することがわかりました。再度、描きたいところでズームアップすればOKです。これは地味に作業性が格段に上がりました。

その他、以下の機能を覚えるたびに、だんだん作りたいカタチを作れるようになりました。

・移動とコピー
十字アイコンの「移動」には、小窓内に「コピーを作成」というチェックボックスがあり、物体を増やすことができます。統合前の部品などはコピーして遠くに避けておくと便利です。

・ミラー
「作成」の文字メニューの下にありました。車体の半分だけ作っておいて、ミラーで複製すれば左右対称のものを作りやすいです。

・位置合わせ
「修正」の文字メニューの下にありました。これで位置合わせしてから、移動コマンドの直接数値入力で、正しい位置に移動するようにしました。

・尺度
「修正」の文字メニューの下にありました。倍率を入力すると拡縮できます。

・オフセット
ある面を選んで、その方向に物体を延ばすことができます。

・フィレット
線と線、面と面を指定した半径の曲線でなめらかに結ぶことができます。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・
さて、なんとかカタチのデータを作れるようになったところで、これをスライサーソフトを通して実際にプリントしなければなりません。

以下はマニ50を設計してスライス、プリントしてみた時の写真です。


肉が薄いところに穴が空いてしまいました。


薄い肉厚を修正して穴は空かなくなりましたが、表面がコルゲートのように凸凹しています。
溶きパテとヤスリで出来る限り修正しましたが、PLA材はなかなか削れず、限界を感じました。

これが18000円の3Dプリンタの限界かと思いきや、reptier-host側で積層レイヤーの厚み設定を変更できました。

ディフォルト設定では厚みピッチは0.2ミリ。これだと段差が目立ちます。いろいろいじると、ピッチ0.05ミリという設定ができました。

↑画面の下の方の+記号で新しい設定を定義します。この設定の積層ピッチを0.05ミリにしました。

この後、シェル肉厚という設定を0.6ミリにしたら、薄いところが印刷されませんでした。ので、0.8ミリに戻し、充填密度を100%にし、移動速度も上げてスタート!

いつもの5倍の時間(2時間半)がかかります。


写真上側が今回のものです。
積層は明らかに綺麗なのですが、糸引きが多いです。また、空間をまたぐところ(窓の上)などが崩れてしまいました。速度を遅くしたこともあり、隙間の上を樹脂が渡り切れないのだと思います。

これは設計でなんとかするしかなさそうです。

ただ、格安3Dプリンタでも相当に細かく印刷できることがわかりました。
まだまだこの格安機の可能性を探りたいです。

PET-Gという、PLA材の扱いやすさとABSの加工性を両立したものがあるらしく、使ってみたいのです。ベッド加温機能がないこのプリンタでもいけるのでしょうか?

※続きます↓
格安3Dプリンタのその後 - いまさらながらBトレにハマる


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