けいはんな学研都市をゆく | 鉄道で行く旅

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今回は1994年に都市びらきをしたことは知っていながらも未踏の地のままだった「けいはんな学研都市(正式には関西学術研究都市です)」に初めて行ってきました。タイトルを「歩く」としていないのは駅から先の移動に奈良交通バスを利用したからです。

近鉄の生駒駅に着いたところからです。

生駒駅3番線ホームで快速急行から降りた瞬間に隣の4番線を赤い電車が通過していきました。

赤い 赤い 赤い仮面のV3~  ・・・ これは石ノ森章太郎さんの作詞で子門真人さんが歌っていました。年がバレる(笑)

 

その電車は、新生駒トンネルに消えていきました。試運転中の「ひのとり」編成でした。

「ひのとり」は近鉄奈良線でも運用されるため、2020年2月から奈良線で試運転が行われているという情報を得てはいましたが、まさか「ひのとり」の試運転列車に出合うとは思ってもみませんでした。

 

生駒駅で奈良線から「けいはんな線」に乗り換えました。

 

第三軌条路線の「けいはんな線」に乗り換えて学研奈良登美ヶ丘駅に向かいます。

 

学研奈良登美ヶ丘駅に着きました。この生駒駅~学研奈良登美ヶ丘駅の区間に乗車するのは開業前の試乗会のときに乗って以来です。

営業開始後の生駒駅~学研奈良登美ヶ丘駅の乗車は今回が初めてでした。

 

近鉄けいはんな線

2006年3月の試乗会のときの画像です。これが14年も前のことだったのです。

 

近鉄けいはんな線

思い出の南都銀行ラッピング編成です。(2006年3月)

 

近鉄けいはんな線

2006年3月の「けいはんな線」の生駒駅~学研奈良登美ヶ丘駅の延伸開業前の試乗会のときの学研奈良登美ヶ丘駅です。外部への出口はシャッターが降りており、生駒駅以外では駅の外へ出ることができないことになっていました。(2006年3月)

 

今回の学研奈良登美ヶ丘駅に戻ります。

奈良交通バスに乗り換えて「けいはんな記念公園」に向かいます。

 

初めて目にする「けいはんな学研都市」への道です。

 

住宅地を過ぎ、「けいはんな学研都市」の中心部にある有名企業の研究所群(その多くはリサーチセンターなどの名称になっています)が見えてきました。今でも関西系企業の研究施設はそこそこ存在しますが、公園都市として設計されている街区なのか、やや空疎な感じがする街並みでした。

 

「けいはんな記念公園」の近くで奈良交通バスから下車しました。

 

「けいはんな記念公園」に入っていきます。今回の「けいはんな記念公園」への訪問理由は、この公園の中に梅林があることを知ったからです。

 

大規模なものではないと聞いていましたので、だいたいの想像どおりです。

比較的新しい公園ですので、うまくデザインされた梅林だと思いました。

 

白梅です。

 

まだ歴史が浅いため人工的な感じが強く残ってはいるものの、なかなか良い景観の梅林でした。

 

紅梅です。

 

梅林の近くにある奈良交通バスのバス停付近です。画像の建物は「都市びらき」当時に誘致を図った研究所ではなく、最近建築された三菱UFJ銀行の関西ビジネスセンターです。おそらくIT-BCPを主眼においた「(災害に強い環境の)データセンター」なのでしょう。

研究所施設に関しては、「けいはんな学研都市」から撤退した企業がある代わりに、「けいはんな学研都市」は地盤が固くて災害に強い場所とされていることから、東日本大震災以降は、BCP(事業継続計画)の観点から「けいはんな学研都市」がデータセンターの設置場所として注目されているような感じです。この左側でも、日本郵政の事務センターの建設が進められていました。(追記:完成済みです)

 

奈良交通バスで祝園(ほうその)駅に向かいました。

 

JR祝園駅・近鉄新祝園駅に到着しました。このあたりで強い雨が降ってきました。気温が低いため霙混じりでした。

今回は起伏が多い地形であることから、歩かずに奈良交通バスを利用しましたが、当初の予定どおりに全行程を歩いていたら大雨に遭遇するところでした。人生、何が幸いするか分かりません。(←飛躍しすぎです)

 

JR祝園駅から学研都市線に乗り京橋駅まで帰りました。

画像は近鉄祝園駅を通過する近鉄特急の12200系です。

 

隧道をゆく

帰りに乗車したJR学研都市線(片町線)です。(2016年5月撮影)

(おわり)