NO.2268 新たな乗り物も登場!長崎バスの路線バスで行く、長崎で有名な観光名所、稲佐山訪問記 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

イメージ 1
 
 長崎市内から西側にあります山で、標高342メートルの稲佐山は、長崎の観光名所の一つとして知られておりまして、連日多くの観光客が足を運んでおります。
 
 この稲佐山と言いますと、夜には「1000万ドルの夜景」とも言われるほど美しい姿が見られる事で有名な山でもありまして、そう言った事から昼間は観光客が、さらには夜になりますとカップルの客も来られているそうでもありまして、まさにデートスポットでもあるのが特徴でもあります。
 
 そんなこの稲佐山までは画像2にもありますように長崎自動車(長崎バス)の路線バス(画像は2805・いすゞPKG-LV234N2)が運行されておりまして、この路線バスはこれからご紹介しますように山頂・展望台へは行かず、途中にあります稲佐山公園あたりにあります稲佐山バス停まで運行されております。尚、現在山頂へはこちらもこれからご紹介しますようにスロープカーが運行されておりますし、渕町の渕神社の所からはロープウェイも運行されておりまして、バス・スロープカー・ロープウェイが稲佐山への代表的な交通機関ともなっております。
 
 
 さて、今回ご紹介しますのは、その稲佐山に15年ぶりに足を運びました。その際の交通機関は時間の都合もありまして長崎バスの路線バスのみではありましたが利用する事ができておりましたので皆様にご紹介してまいります。
 
 
 今回往路では、上の画像のいすゞエルガ(2113・KL-LV280N1)に乗車しまして稲佐山へと向かいます。この路線の使用車両には、他にも代表的な車種でもありますいすゞLVキュービックや後述の三菱エアロスター、さらには上の画像2にもありましたようにいすゞエルガノンステップバスも運行されておりますので、それほどこの路線に使用されております車は多彩である事がお分かりいただけるのではないかと思います。
 
 
 今回の乗車地は、以下画像の九州急行バス長崎支社が前にあります稲佐橋バス停より稲佐山へと向かいます。稲佐山への道は、その下の画像にもありますように九州急行バス長崎支社裏手にあります道路を登っていきまして、突き当たりの稲佐公園前の所から左折して行きます。
 
 (九州急行バス長崎支社の裏手を通ります)
 
 
 今回私は最後部の座席に座りまして、稲佐山バス停までの模様を収めて行く事にしました(最前部は座られている方がいらっしゃったため)。左折しますと、「稲佐公園通り」に入りまして、高低差ある道を通って行きます。そして、曙町バス停を過ぎた所にあります交差点より右折しますと、「稲佐山登山道路」に入りまして、約4キロに及びます坂道を登って行く事にもなります。
 
 
 稲佐山登山道路に入りますと、延々と続く坂を登って行きますが、登って行く最中にも長崎バスの路線バスとすれ違う姿が見られておりました。この道路を通る系統は、稲佐山への路線以外にも、「シンフォニー稲佐の森」と呼ばれる施設への路線も途中朝日小学校入口バス停まで並行して運行されておりまして、本数もこの区間までは多くなっております。
 
 (2535・いすゞPJ-LV234N1)
 
 (2005・いすゞKC-LV280N)
 
 
 途中の上曙バス停です。このバス停付近も住宅街となっておりますが、その下の画像をよく見ましても山の上の方にかけまして民家が建てられている姿がお分かりいただけます。長崎市も、「坂の町」とも言われておりますが、この姿を見ましてもその意味が分かるような姿ではないかとも思う所でもあります。
 
 (山の上まで民家が見られます)
 
 
 途中にあります稲佐山温泉ホテル「アマンディ」です。「アマンディ」といいますと、福岡県筑紫野市や佐賀県佐賀市にも系列施設がありますが、ここ長崎市内にも画像のように存在しております。これより先にも「大江戸温泉物語」系の「ホテル清風」や、「稲佐山観光ホテル」・「長崎スカイホテル」などと言ったホテルが通りに存在しております。
 
 
 バスは、稲佐の森方面との分岐点の所にあります朝日小学校前バス停、稲佐山観光ホテル・長崎スカイホテルの所にあります観光ホテルバス停を経まして、稲佐山中腹バス停へやってまいりました。このバス停の所には、画像のように折り返し場が設けられておりまして、定期でも朝晩で数本折り返しておりますし、災害や凍結等で稲佐山まで行かれない場合にもここで折り返す事もあります。
 
 (折り返し場全景)
 
 
 稲佐山中腹バス停を出ますと、あとは稲佐山バス停であります。本当に、約4キロにも及びます登山道路を登って行く訳でもありますので、正直大変ではないかとは思いますが、それでも長崎バスの路線車両は坂道を通る系統が多い事からターボ車でもありますので、そう言った際にはまさに強みが出てくる所ではないかとも思う所ではないでしょうか。
 
 
 途中には、ロープウェイの索道の姿も見られます。後述のように、この場合は渕神社前駅より一登り・一下りでもありますので、正直楽ではないかとも思う所ではないでしょうか。
 
 
 こうして、稲佐橋バス停より10数分で終点の稲佐山バス停に到着しました。ただ、先述のようにこの路線バスは山頂・展望台へは行かず、途中にあります稲佐山公園あたりにあります稲佐山バス停まで運行されておりますので、さらに山頂へは後述の交通機関、あるいは徒歩で山頂へと目指す事にもなります。
 
 (稲佐山バス停)
 
 
 さて、稲佐山の頂上近く~頂上にかけましては、「稲佐山公園」として整備されておりまして、以下画像の案内図にそう表示されております。ここは、春には桜やつつじが、秋には紅葉が見られる場所でもありまして、まさに観光名所である事が伺わせております。尚、画像下の部分には野外ステージが設けられておりまして、音楽ライブもここで行われる姿も見られておりまして、長崎出身でもあります福山雅治さんもこの3月にその野外ステージでライブを行う事が決まっております。
 
 
 今回私は、徒歩で稲佐山頂上を目指す事にしました。画像は、猿・鹿の飼育スペースでありますが、ここでは猿と鹿の飼育が行われておりましてエサも飼育スペースの所で販売されております。
 
 (鹿飼育スペース)
 
 
 所で、去る1月31日より稲佐山公園駐車場(中腹駅)から稲佐山山頂(山頂駅)間には、「長崎稲佐山スロープカー」が運行を開始しております。以前、この区間には「スカイウェイ」と称します乗り物が運行されておりましたが、残念ながら平成20年に廃止されておりました。その後は、無料シャトルバスが稲佐山公園駐車場から運行されておりましたが、今回同区間に新たにこのスロープカーの運行が開始されておりまして、運行開始から数日経過した今回その姿を収める事ができておりました。
 
 (中腹駅)
 
 このスロープカーは、9時から22時までの間に、9時~18時までの間が20分間隔、18時~22時までの間が15分間隔で運行されておりまして、運賃は大人片道300円、往復500円、団体が片道240円、往復400円となっております。今回私もこのスロープカーを利用したかったのですが、残念ながらバスの時間に合わず、結局往復徒歩で利用しておりました・・・。
 
 
 そう言う事で、このスロープカー沿いを歩いて行きましたが、この道の中にも様々なものを見る事ができておりまして、その下の画像にもありますようにハート・星のプレートが埋め込んである所も数か所あります。先述のように、今回私は往復徒歩でありましたが、このような姿も見られますので、片道徒歩・片道スロープカーでもいいのではないかとも思います。
 
 (ハート・星のプレートが埋め込んであります)
 
 
 階段を上りますと、スロープカーの山頂駅の所にたどり着きまして、この駅の隣には長崎ロープウェイの山頂駅も存在しております。尚、長崎ロープウェイの運賃は片道730円・往復1250円となっておりまして、ロープウェイの方が割高となっております。
 
 (スロープカー山頂駅)
 
 (長崎ロープウェイ山頂駅と時刻・運賃)
 
 
 さて、稲佐山山頂にたどり着きました。画像1にもありますように、ここにはNHKや地元放送局の電波塔が集中して設けられておりまして、近くで見ますと複数の放送局がひしめいておりますので、大きい電波塔である事がわかりますし、それほど、この稲佐山山頂は放送分野にとりましても重要な場所である事も伺わせております。
 
 (複数の放送局があるアンテナ)
 
 (NHKのアンテナ)
 
 
 これらアンテナがある場所を過ぎますと、展望台がある建物にやってまいりました。ここには、キーホルダーの販売や撮影パネルなどが置かれておりまして、画像中央には夜景のパネルも置かれている事がわかります。
 
 
 ここからは、展望台からの光景をご紹介してまいります。画像は、南東方向に収めていたものでありますが、中央には松ヶ枝国際観光船ふ頭であります。この時は、「MSCスプレンディダ」が入港しておりましたが、ご覧の皆様もご存知の通り、現在「新型コロナウイルス」によりまして中国からの団体利用は自粛されておりますので、乗客は乗せての入港は行われておりません。本当に、今横浜港に入港しております客船でも「コロナウイルス」の感染が確認されておりますが、こう言った多くの乗客を乗せる客船で乗船客を乗せておりましたらどうなっていたのだろうかと思ってならない所ではあります・・・。
 
 (MSスプレンディダ
 
 
 こちらは北東側にあたります。この姿からも周囲を山に囲まれている事もわかるような姿でもありますし、加えまして住宅地も開けている事がわかるような姿でもあります。
 
 
 こちらは東側長崎駅方向であります。当ブログでもご紹介しておりますように、長崎駅の高架化も進行しておりますが、この姿からもかなり進行している事がわかります。やはり、3月中には在来線ホームの開業が予定されている訳でもありますので、工事自体も最後の追い込みに入っていると言ってもいいかとも思います。
 
 (長崎駅部分アップ)
 
 
 こちらは東側の大波止桟橋を中心とした場所を収めたものです。中央の大波止桟橋からは、五島列島や伊王島・高島へのフェリーなどが運航されている場所でありますがこのように詳しく見る事ができております。
 
 
 さらに、こちらは南東側にあります三菱重工長崎造船所がある所、さらにその先には「長崎女神大橋」もありますが、この造船所付近にも山に囲まれている所に設けられている事がわかります。本当に、長崎造船所は日本でも有名な造船所ではありますが、こう言った場所で生まれている事を覚えていただければと思います。
 
 
 そして、画像奥が伊王島となります。現在、「伊王島大橋」が架けられておりまして陸続きとなっておりますので行きやすくなっておりますが、それでも上の画像の大波止桟橋より高速船も運航されております。
 
 
 こうして、再び徒歩で稲佐山バス停に戻りまして、画像の車(6109・三菱KL-MP35JM)で稲佐橋方面に戻ってまいりました。今度は「山下り」となりましたが、まさにあっという間の時ではありました。
 
 
 私自身、この稲佐山訪問は15年ぶり、しかも夜景を見て以来でもありました。このような昼間での光景は、これまでなかっただけに、昼間に見ると言うのも夜と違った姿が印象的ではなかったかと思っております。それにしても、スロープカーが運行を開始していた事に関しましては私自身も今回まで存じていなかった訳でもありますので正直驚きではありましたが、新たな乗り物としてこれからも運行していただきたいと思う所ではあります。ご覧の皆様も、ご紹介しておりますように、整備も進んでいる訳でもありますので、是非とも昼夜関わらず行っていただければと思います。
 
 参考・・・