前回の記事に続き、先頭部の工作について投稿します。今回はフロントガラスの塗装と取り付けです。

 

フロントガラスには美軌模型店のt0.2ポリカ窓ガラスを使用します。必要な大きさに切り出し、デザインナイフとサンドペーパーで四隅に丸みを付けます。それから塗装に入ります。

 

つや消しブラックで窓の桟を塗装していきます。最初に横桟を塗装します。

 

次に縦桟を塗装します。横桟の上下で太さを変えています。

 

そして全体の縁取りをします。

 

窓桟の塗装が終わったら、今度はガラス裏側から前面表示部の青いフィルムを塗装します。車体に塗ったのと同じブルーです。

 

表側から見たときにブルーの発色が良くなるように、Mr.カラーGX クールホワイトを塗装します。

 

遮光フィルムを表現するため、Mr.クリアカラーGXのディープクリアブルーを塗装します。

 

塗装がすべて終わったフロントガラス。左が1号車、右が10号車です。

両者で遮光フィルムの貼り付け範囲が異なっています。1号車は非常扉だけですが、10号車は横幅いっぱいに貼られていて、運転士の視界と被る部分のみ半円形に欠き取られています。遮光フィルムの貼り付けパターンは編成によって、さらには編成の前後で異なっているので、実車をよく調べてから作業する必要があります。

 

また、塗装後に気が付きましたが、前面表示部の青いフィルムは実車では表側から貼られているようです。あまりにもE231系やE531系に見慣れているので、フロントガラスのフィルム=裏貼りというイメージが脳内に定着していました。

しかし、結局は裏から塗って良かった思っています。表に塗ると塗膜の厚みや塗分け部の段差が目立ってしまい、薄いフィルムの表現としては精密感に欠ける仕上がりになることが予想されるからです。裏から塗ったほうが、表から見たときにムラや段差のない綺麗な仕上がりになります。

 

車体側の前面表示部には黒く塗ったプラ板を貼り付け。行先表示と運番表示の位置が分かるようにスジボリしてあります。

 

スジボリをガイドにして自作のステッカーを貼り付けます。行先表示器はLED、運番表示器はマグサインです。

 

青いフィルム部分の裏側にゴム系接着剤を塗布し、車体に接着しました。今回は行先と運番を車体側に貼ったので、窓ガラスより奥まっている状態を再現できました。

 

早くワイパーを取り付けたいですが、手持ちの部品で適当なサイズのものが無かったので、GMストアかIMONで適当なものを買ってこようと思います。