札幌から札沼線で終点新十津川に向かう  人がいないところ旅行中(大人の休日パス1月 第5日目) | 元高校教員のブログ

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定年退職から5年が終わりました。この間1年10ヶ月以外は自由人として旅人生活や地方でのに二拠点生活をしています。

札沼線は北海道医療大学までは電化されている。
ところがその先は非電化で、この先が5月で廃線となる。
今年度は4回目の訪問になる。
人のいないところを旅行するわけだが、ここは必ず客がいる。大人の休日パス設定期間だと50代以上の人たちが基本だ。夏休みは若い人も加わる。
それでも全員座れて、それなりに空間が取れるので、快適である。
一般の人も最後だからなのか、乗ってくる。男性だけでなく、女性もいる。

北海道医療大学駅一つ前の石狩当別駅から新十津川行きが発車する。

石狩当別駅で発車を待つキハ40-401

葬式鉄とも言われるが、乗客のほとんどがそのために乗っている客だ。

昨今マナー違反が多く言われるが、まだ時間があるせいか常識的で不快な思いもなく、車内は静かだ。

石狩月形には高校があるので、高校生も乗っている。

彼らも5月連休明けからはバス通学になるのだろう。

石狩月形では30分近く停車する。

駅は岩見沢へのバスがあった。

駅を出ると公衆トイレがあり、きれいである。

上り列車とは今どき珍しいタブレット交換が見られる。

夏はホーム上で手渡しだが、冬は駅員さんが車内まで運んでいた。

キハ40 401と402が並ぶ。ともに札沼線専用車である。

この2両はこの路線専用でエンジンを積み替えたという。

札沼線は駅名に特徴がある。
知来乙(ちらいおつ)、札比内(さっぴない)、晩生内(おそきない)、札的(さってき)、於札内(おさつない)、下徳富(みなみしもとっぷ)など難読である。

浦臼駅は駅舎が一番立派だ。

浦臼までは5往復運行がある。

南下徳富駅は乗降客は今までいなかった。

ワンマンでもバスのように通過することはない。

駅は無人駅ばかり。何回乗っても乗降客のいない駅もある。

一日1本では使い勝手が悪いし、マニア以外に普通には使えない。

新十津川駅到着(定刻)。

駅は委託駅なのだろう。観光客には乗車証明をくれる。

また記念乗車券や記念ものを販売している。

    悲しい看板

駅前には土産物屋もある。

駅近には大きな病院もある。

滝川駅からも徒歩30分ほどで、タクシーも呼べる。

タクシーがないところも多いから、人口もそこそこいる。

町役場も近くにある。

新十津川駅から先なぜか線路がある感じ。

北海道の廃線図を見ると、かつてはこの先留萌本線の石狩沼田まで線路があったのだ。

それでもまだ廃線計画があるようだ。

帰りは30分ほどの10時ちょうどに石狩当別に戻る。

  出発の見送り 始発兼終列車

石狩当別方面に戻る客が多いわけだが、一度降りて再び並び直しする。

石狩月形以北は豪雪地帯だというが、今年は雪がそれほど多くはない。

 銀世界だが夏は広大な田んぼ

どこだったか新十津川駅手前の駅に広大なひまわり畑もあった。

JR北海道も商魂たくましく札沼線でいろいろ企画を出している。
3月28日新十津川町への旅 団体臨時列車 札幌駅発着
4月4日・5日は札沼線4町7号に乗る  団体臨時列車 札幌駅発着
問い合わせ先 0570-07-5489
ちなみに自分も3月28日に申し込んでしまった。その後4月の企画も出て来た。
ここに行くのもこれが最後になるかもだ。

大人の休日パスは5日間。札幌を昼過ぎに出ないと帰れなくなる。
午前中でどこかに行こうとすると新十津川は適当な場所になる。
札幌12時15分着なのだが、16分に函館行きのSP北斗が出てしまう。
昼飯と割り切って次のに乗るしかない。

 SP北斗14号は281系

普通の指定席を取り、入線と同時に乗り込んだ。これが大正解だった。
直前に外国人3人は大荷物で乗り込んできた。2M近くあるものだ。先に棚に置いてよかった。
途中乗車だとこれに参ることがよくある。
キャリーバッグが基本になり、荷物置き場も増えて来たが、これは困ったことでもある。

外国人旅行者への対策はまだまだだと思う。

旅行をしてよく思うのが列車の遅れに外国人旅行者がからむことが多々あることだ。
今回も3回ほどあった。
そう言うと怒られそうだが現実はそういうことが多い。
肺炎問題が大変だが、国内に簡単に入ってくるのだからある意味仕方ないのだろうが、数を増やせばとんだ副作用があることを忘れてはならないと感じた。