雪煙紀行①(宗谷本線) | 四季の鉄道風景Gallery

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北海道と関東を中心に、四季折々の鉄道風景を公開します。

空港のトイレでスーツから防寒具に着替え、金曜最終便で旭川へ出発。名寄、豊富、遠軽、富良野、、、今回の旅の宿泊地ですが、雪深い鉄道、動物、風景への期待が高まります。
年に2度、鉄道写真を通じて長年おつき合いの三人旅がスタートしました。2020/2/7~11

夜20時に旭川に到着し、レンタカーを借りて名寄まで足を延ばしました。翌朝、午前6時過ぎ、名寄のホテルを出発し北へ。夜が明け、白い世界に心が躍ります。

名寄に向かう始発列車。雪煙を上げて。木々も雑草も樹氷状態。

天塩川です。鳥たちが羽を休めています。川霧が立ち、見るからに100%真冬の北海道に感激。無言でシャッター!

そして、早くも見られました、ダイヤモンドダスト!

素晴らしい自然現象に興奮して、寒いことすっかり忘れていましたが、気温はこんなです。久しぶりのマイナス20度!

そして、名寄から戻ってきたキハ54、樹氷の森を行く。最北鉄路らしい、素敵なシーンが撮れました。

さらに、来る列車を撮りながら北に向かいます。稚内始発の特急宗谷を、今回持参した300㎜+テレコンで撮影。

↑これを撮ったのは、紋穂内(もんぽない)駅のホームでした。快晴です。相当寒いですが、晴れて気分上々の初日です。

駅舎の窓にも、素敵な「真冬」がありました。

音威子府まで来ました。名物お蕎麦屋さんはお休みですが、春には再開するそうです。

そして、天塩中川の手前の踏切で、宗谷ラッセルの一発目の撮影することにしました。今回は積雪も多いし、今度こそ(過去、期待通りでなかったこと度々)と期待が高まります。そして、このとおり、パウダースノーをかき分けて。まさに、冬の王者です。

天塩中川での長期停車を利用して、ラッセルを追い越し待ち構えます。ふたたび、しっかりラッセルしながら通過してくれました。快晴の条件で撮れるのは実に爽快です。

今回はカメラ2台体制。手持ちの標準レンズで。

雄信内で撮ろうと思っていた普通列車。間に合わず鉄橋で。鉄橋の影がなんで曲がるんだろうと不思議な光景でした。

豊富でお昼(北海道のラーメンに外れなし)を食べ、翌日のラッセルの下見を兼ねて、青空の下で宗谷を撮影。明日の朝もこんな条件で撮りたいなぁと。

これを撮ると、しばらく列車はありません。オロロン街道を日本海に沿って北上します。残念ながら利尻富士は見えません。

日没近くになると、さらに冷えてきましたが、抜海の漁港でゴマフアザラシに出会え、心はホッコリ。距離を保ちながらも、人間にも関心を示しています。

本日の締めの1枚。日が沈んだ抜海駅で、宗谷を撮りました。

2日目のお宿は、豊富温泉川島旅館に素泊まり(夕飯は、鉄旅の王道セイコーマートで)。小ぎれいな宿で、お湯が最高。朝風呂にも入りました。2日目に続きます。