福吉駅(ふくよしえき)は福岡県糸島市二丈吉井にあるJR九州・筑肥線の駅。
駅番号はJK14。
島式ホーム1面2線を有する地上駅で橋上駅舎を備える。
無人駅。かつてはJR九州・鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅だった。
2014年(平成26年)7月に無人化。
1923年(大正12年)12月、北九州鉄道の駅として開業。
1937年(昭和12年)10月、鉄道省が買収、国有化。筑肥線の駅となる。
2018年度(平成30年)の1日平均乗車人員は424人。
福吉駅は筑肥線発祥の駅の1つで、北九州鉄道が大正12年に最初に造った3駅の1つ(浜崎駅・鹿家駅・福吉駅)である。
開業の日の1923年12月5日には浜崎町・福吉村主催により浜崎駅で開通式が行われ、来賓たちは浜崎駅から列車に乗って福吉駅の宴会場に向かったそうだ。
そして、福吉駅は開業から長い間、線路の北側に木造の駅舎があったのだが、駅の南側に宅地開発が進んできたので両側から入れることができるように橋上駅舎に建て替えられ1997年(平成9年)2月にオープンした。
屋根は海岸近くにある駅らしく波をイメージして青い波形となっている。
また、福吉駅の福岡方面の隣の駅は大入駅なのだが、駅名を合わせると「福と吉」が「大入り」という縁起の良い言葉になるので国鉄時代には縁起切符が作られて売られていたということだ
”九州の鉄道”に関することで参考にしている本
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九州の鉄道おもしろ史 明治・大正・昭和 [ 弓削信夫 ]
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福岡鉄道風土記 /弓削信夫 /〈単行本〉【中古】afb
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JR九州のひみつ [ PHP研究所 ]
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九州鉄道の記憶 名列車・名場面・廃止線 [ 宇都宮照信 ]
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人口減少と鉄道 (朝日新書) [ 石井幸孝 ]