E231系近郊タイプの話 | 夜汽車の汽笛への憧情

E231系近郊タイプの話

毎度ご覧いただきありがとうございます。

以前、昨年9~11月にかけて大量入線した事について投稿しましたが、これから数回にかけて詳細について書いてみます。

第一弾はE231系近郊タイプです。


上野東京ライン、湘南新宿ラインを介して東海道本線・宇都宮線・高崎線と、首都圏の中距離電車で広く活躍するこの電車。関東の人であれば比較的親しみのある人も多いかとおもいます。
西は沼津から北は新前橋・黒磯までかおを出し、なかには200km以上走行する列車も存在します。間違いなく首都圏の電車の「顔」と言っても良いでしょう。

そんなE231系が昨年秋に我が家のラインナップに加わりました。

模型はKATO製品です。
今回入線したのはグリーン車の2両入った10両編成です。
プロトタイプは元々東海道線用として投入された、国府津車両センター所属のK-17編成となっています。
二階建てのグリーン車が目を引きますが、一見無味乾燥に見える普通車も、細かく見ていくとなかなかどうして味わい深いものがあります。


沼津寄りの先頭車はクハE230形8000番台。
室内はセミクロスシートとなっていて、3分割の窓が特徴的です。

4ドアながら長時間走行するため、後ろよりにはトイレがついています。

黒磯・前橋寄りの先頭車はクハE231形8500番台。
室内はセミクロスシートでトイレ付きと、沼津寄りの先頭車と同様の作りになっています。これは国府津車両センター所属の特徴となっていて、元々高崎線・宇都宮線用に投入された小山車両センター所属の車両の場合は、ロングシートで番台も違い(クハE231形6000番台)、トイレ無しとなっています。

沼津寄りから2番目の車両はセミクロスシートの電動車、モハE230形3500番台です。やはり窓は3分割となっています。黒磯・前橋寄りから2番目の車両(モハE231形3500番台)も同様の作りとなっています。これも小山車両センターの車両はロングシートとなっています。
余談ですが、E231系を初めとする首都圏のセミクロスシート車のボックスシートはお世辞にも座り心地は良いと言えないモノになっています。もう少し形状をどうにかしてほしいものですねw

沼津寄りから3番目はロングシートの電動車、モハE231形1500番台です。
こちらは常磐線快速や総武緩行線、武蔵野線などで活躍する、所謂通勤タイプと同じ車体となっています。ちなみに床下機器は通勤タイプと異なっています。黒磯・前橋寄りから3番目の車両(モハE230形1500番台)も同様です。

4・5番目はこの編成の目玉である、2階建てのグリーン車です。

サロE230形と
サロE231形です。
サロE230形は車掌室と車販準備室があり、グリーンアテンダントが乗務しています。
サロE231形にはトイレがついています。

6番目と7番目はロングシートのサハE231形1000番台が続きます。
実はこの2両、小山から転属してきた初期型で、屋根上のクーラーの形が他の車両と異なっていて、模型でも表現されています。
奥が国府津に新製投入されたもの、手前が小山からの転属車です。転属車のほうがクーラーが小さい事が判ります。


ちなみに、行き先はジオマトリックスのステッカーを使い、国府津のE231系の花形運用でもある「湘南新宿ライン、特別快速小田原行き」にしました。

さて、実車の特別快速列車は15両で運転されます。付属編成にはE233系が連結されることも多いので・・・・

付属編成はE233系にしましたw

というわけで、次回はE233系近郊タイプについて書いてみる予定です。