北見から池田にはかつて池北線という鉄道が走っていた。
そのあとに走るバスで、日本一寒い町で有名な陸別町、松山千春で有名な足寄町を経由して池田に向かう。
北見を5時57分発の陸別行きに乗る。
まずは寝坊がこわかった。5時前に起きて準備万端で北見駅に向かう。
ところがバスの発着場を調べていなかった。
駅前だったからよかったが、見通しは甘かった。
バスの待合所は6時前なのに電気もテレビもついていた。
それにしてもこの時期の北見でも雪は少ないと感じた。
バスは定刻前にやってきた。しかし、乗客は誰もいない。
結局陸別までタクシー状態であった。この間のバス代は1580円。
だんだん夜が明けて陸別町には定刻前に到着した。
このとき陸別町はマイナス23度。
確かに寒さが違う。
ここで記念撮影している人が多かった。
雪は雪玉にならない。これは初めての経験だ。
陸別町はオーロラが観測される年もあるという。
恐ろしい寒さである。
この間バスは全く普通通りの運転だった。
冬の北海道では事故を起こしたくないので、レンタカーの選択はあり得なかった。
多少不便でも公共交通しか選択肢はない。
ここでは2006年まで第三セクターで運営された時期もあるようで、今でも短い距離を気動車が動かしている。(4月~⒑月)
ふる里銀河線りくべつ鉄道として、鉄道車両の動態保存を行っている。気動車の運転体験もできるという。
道の駅 正面からはいる
またここは道の駅とともに2階に宿泊施設もある。来るなら冬に泊まってみたいものだ。
夜空の星もすごいという。
オーロラも見てみたいものだ。
陸別到着から1時間後、帯広行きのバスが来た。これから根室に向かうので池田で下車した。
途中、松山千春や映画でも有名な足寄町を走る。
足寄町は日本一大きい町村だという。
池田に来たらワイン城だけでなくよねくらのステーキもオススメしたい。
ステーキはボリュームがありうまかった。
池田はワインの町として知られ、12月にはワイン城に行って来た。
今は改装中なので今回は行かずに駅前のレストランで早い昼飯を食べた。
レストランよねくらのステーキ丼、ロゼロック割りはここでの飲み方だと
バナナ饅頭はバナナそっくりの饅頭。
札幌駅構内北口出口近くのの北海道土産を扱う店でも販売している。
ステーキはボリュームがありうまかった。
池田では、ワイン城だけでなく、よねくらのステーキもオススメしたい。
ワインは駅前のワイン和田は品数。豊富だ。
正午頃のSPおおぞらで釧路に向かう。
ここから釧路は列車も猛スピードで走るが、池田から距離はそこそこある。(104.1キロ)
釧路で根室行きに接続。 キハ54-518
釧路に着いて花咲線に乗り換える。(正確には根室本線)
キハ54も国鉄時代最後の車輌である。
1両編成だがそこそこ乗客は乗っている。
途中、厚岸駅では駅弁を列車まで届けてくれるサービスがある。
昼間の上下6本が対象。
連絡先は氏家待合所0153-52-3270
駅弁のかき飯は全国でも有名だ。
驚くのは東京駅や大宮駅で売られていることがあった。
さっきステーキ丼を食べたが、軽く食べられた。
かきめし 1080円
この旅行は列車やバスに乗る時間が多いので、食べてばかりで太る。
できるだけ歩くことに気を遣う。
花咲線で困るのはエゾシカが運行の邪魔をすることだ。列車が警笛を激しく鳴らすときは必ずエゾシカたちだ。
今日は鳥も邪魔した。動物王国みたいなところである。
エゾシカはたくさんいた。それも。広範囲に。
こんな感じだ。エゾシカだらけ。
JR車内放送では北海道の「エゾシカなどの野生動物が・・」って。よく聞きますよね。
室蘭本線や稚内市内でも見かけた。
厚岸までは乗客も多いが根室に向かうとかなり客は減る。
そういえば昨年だったかルパン3世の作者モンキーパンチ氏が亡くなった。浜中町出身というので、ルパン3世のラッピング車両も運行されている。
浜中駅の駅名の横にはルパンがいる。
終着根室駅
今日の宿泊は厚岸。根室は思うような宿が取れなかった。
今日は厚岸泊。
地元で長く営業しているホテルもいいだろう。
アットホームな雰囲気で、晩飯はかきフライと地元の厚岸ウィスキーを飲んだ。
厚岸ウィスキーもいずれ有名になるだろう。
駅前のホテル五味
右隣にかき飯の氏家待合所がある。
明日は釧網本線経由で札幌を目指す。