七尾駅【石川県】(七尾線、のと鉄道七尾線。2011年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

 

今回の【駅】コーナーは、
石川県北部、能登地方の中心都市である七尾市の代表駅である七尾線、のと鉄道七尾線の駅、
七尾駅 (ななおえき。Nanao Station) です。
 
尚、訪問時が2011年と相当昔ですが、ご了承下さい。
 
 
駅名
七尾駅
 
所在地
石川県七尾市
 
乗車可能路線
JR西日本: 七尾線
のと鉄道:七尾線 (※)
(※)のと鉄道七尾線の七尾~和倉温泉はJR西日本七尾線との共用区間。
 
隣の駅
JR西日本七尾線
金沢方・津幡方……徳田駅
和倉温泉方…………和倉温泉駅
 
のと鉄道七尾線
穴水方……和倉温泉駅
 
訪問・撮影時
2011年8月
 
 

七尾駅は地上駅で、駅舎は鉄筋コンクリート造り2階建てです。国鉄時代から使用されていると思われます。
JR西日本とのと鉄道の共同使用駅ですが、JR西日本の管理駅です。
また、ロータリーを有する駅前広場があり、バスターミナルが併設されています。
 
 

駅前の様子です。駅周辺は七尾市の中心市街地で、一部区域では再開発により大きなビルが建っています。
写真左側は再開発ビル「パトリア」があり、百貨店の「大和」などが入居しています。
写真奥への道路を直進すると約1kmで七尾港に到達します。港の手前には「道の駅 能登食祭市場」があります。
 
 

2011年当時のJR改札口の様子です。七尾駅は直営駅で、駅員が常駐しています。
自動改札機は設置されていません。
左手前にはJRの自動券売機が2台、のと鉄道の自動券売機が1台あり、さらに手前には『みどりの窓口』があります。
 尚、七尾駅は現在、交通系ICカードのエリア外ですが、今後導入される新型車両(521系)の車内にIC改札機を搭載した上で2021年春にICカードが利用できるようになる予定です。

 

 

こちらはJR改札のすぐ右側にある、のと鉄道の出入口です。
のと鉄道の列車の運賃は車内精算方式で(一部の駅は自動券売機で乗車券を購入可)、乗車券または運賃を降車時に運転士に渡すシステムなので、改札口は設置されていません。但し、JRとの乗換改札は設置されています。
 
 

JR七尾線の駅名標です。
JR西日本のローカル線でよく見られるサイズです。
当時は下部にJR西日本のコーポレートカラー(青)が塗られていましたが、現在は変化があるかもしれません。

尚、七尾駅には駅ナンバリングは設定されていません。
 
 

JRの七尾駅は単式ホーム、島式ホーム各1面の計2面3線の構造です。
駅舎に面した左側のホームが1番のりばで、跨線橋を渡って右側の島式ホームが左から2番のりば、3番のりばの順です。
上下線とも1番のりばを使用する列車が多いです。
写真は津幡方、金沢方を望む。
 
 

津幡方、金沢方を望む。
単式ホームの左側は切欠式ホーム跡のような構造です。貨物用ホームがあったかもしれません。
この先、右へ急カーブして針路を南西に取り、邑知潟平野の田園風景と丘陵地の風景を見ながら走り、徳田駅へと至ります。
 
 

和倉温泉方を望む。
1番のりばの切欠部に、のと鉄道のホーム「のとホーム」があり、「のとホーム」との間には中間改札が設置されています。
 
 

こちらは「のとホーム」です。JRの1番のりばの和倉温泉方を切り欠いた構造の単式ホーム1面1線です。
のと鉄道の列車は気動車のみなので、架線は張られていません。
写真は穴水方を望む。
 
 

「のとホーム」の終端方を望む。車止めがあり、「のとホーム」からJR線の津幡方面へは直通できません。
車止めの先にJRの1番のりばがあります。左側にはJRとの乗換改札があります。
 
 

「のとホーム」より和倉温泉方、穴水方を望む。
七尾~和倉温泉はJR西日本とのと鉄道の共用区間です(JR西日本が第一種鉄道事業者、のと鉄道の第二種鉄道事業者)。
この先、住宅地を北西へ走り、しばらくローカル風景の中を走り続けると和倉温泉駅へと至ります。
JR七尾線としては次の和倉温泉駅までで、電化区間も和倉温泉駅までです。
それより先は、のと鉄道七尾線の単独区間となりますが(第二種鉄道事業者)、施設はJR西日本が所有しています(第三種鉄道事業者)。
 
 
あとがき
私が七尾駅で下車(乗車)したのは2000年、2002年、そして2011年の計3度です。2000年は七尾線、のと鉄道七尾線の乗りつぶしのため、2002年はのと鉄道能登線(後に廃止)の踏破のため、そして2011年は七尾線およびのと鉄道七尾線の車窓風景撮影のため、いずれの訪問時も普通列車の系統が分断されているがゆえに必然的に下車しました。典型的な地方都市の玄関口といった感じですが、駅前は再開発されている印象でした。しかしながら地方都市共通の課題として、中心市街地が空洞化している印象も抱きました。
 
東京からですと北陸新幹線『かがやき』『はくたか』に乗り金沢駅で下車。そして七尾線の特急『能登かがり火』『サンダーバード』、臨時特急『花嫁のれん』或いは七尾行きの普通列車に乗り換えて当駅下車です。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと北陸本線特急『サンダーバード』で金沢駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。1往復のみ設定されている和倉温泉行きの『サンダーバード』に乗れば乗換なしで到達できます。多少タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅と駅近くにコンビニがあり、駅前の再開発ビル「パトリア」内にスーパーがあります。一方、飲食店は気軽に入れる店が少なく、チェーン店は「パトリア」内のミスタードーナツくらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度がやや高いですが、七尾線・のと鉄道七尾線を乗り鉄の際、和倉温泉など能登観光際は、ぜひ一度は七尾駅でも駅の外へ出られてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)