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テーマ:鉄道(21904)
カテゴリ:筑肥線
糸島高校前駅の住所は糸島市浦志一丁目、当初は「浦志新駅」(うらししんえき)の仮称であったが、2017年(平成29年)7月、新駅建設の促進組織である「筑肥線新駅建設促進会(会長:月形祐二・糸島市長)」が検討した結果「糸島高校前」を駅名案として決定した。
糸島市には糸島高校前駅を除いて9つの駅(波多江駅・筑前前原駅・美咲が丘駅・加布里駅・一貴山駅・筑前深江駅・大入駅・福吉駅・鹿家駅)があるがどれも”糸島”という地名が入っていない。 糸島という地域名は、1896年4月に怡土(いと)郡と志摩(しま)郡を合併させて糸島郡という地域名ができた。さらに怡土郡については弥生時代にその存在が魏志倭人伝に記述される伊都国との類似性が地理上と音韻上の両面から指摘されており、怡土=伊都と考えてよいだろう。 かつて糸島高校前駅の隣の駅、筑前前原駅を「伊都国前原駅」にしようという駅名改称運動が起こったが、「伊都国という名前になじみはない。」として結局、駅名は改称されなかった経緯があるので、糸島市としては地元に”糸島”という名前が入った駅を作りたかったのではないだろうか。 もし、筑前前原駅が「伊都国前原駅」となっていたら、糸島高校前駅の名前も最初の仮称名「新浦志駅」となっていたかもしれない・・・ ちなみに糸島高校は駅のすぐ目の前にあるのではなく駅から徒歩5分ほどの距離のところにある。 ”九州の鉄道”に関することで参考にしている本 ・九州の鉄道おもしろ史 明治・大正・昭和 [ 弓削信夫 ] ・福岡鉄道風土記 /弓削信夫 /〈単行本〉【中古】afb ・JR九州のひみつ [ PHP研究所 ] ・九州鉄道の記憶 名列車・名場面・廃止線 [ 宇都宮照信 ] ・人口減少と鉄道 (朝日新書) [ 石井幸孝 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.12.01 16:07:40
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