前回は主に千葉地区などを中心に紹介しましたが、今回は特急列車をメインに取り上げます。

 

まずは成田エクスプレス。

東京オリンピック・パラリンピックを見据え、2往復だけあった6両を12両に増結し、

全列車が12両での運転に久々に戻ります。

また、横浜方面行きの列車では一部ダイヤの見直しが行われ、横浜側は全列車が大船発着になります。

 

特急しおさい号はダイヤの見直しが行われます。

 

続いて中央線特急。

前回でも触れましたが、千葉始発のあずさ3号が松本行きに短縮と富士回遊3号を新たに連結します。

この列車を含め富士回遊は1往復が増発され3往復になります(内1往復のみあずさ号と連結)

また、富士回遊を含め富士急行線の特急の停車駅に、下吉田駅が加わります。

 

因みに、南小谷行きのあずさは新宿発の5号が引き継ぎます。

 

なお、あずさ号とかいじ号の号数表記が別々から統一番号になります。

 

下りで例を現すと・・・

現行:あずさ1号→あずさ3号→あずさ5号→かいじ1号→あずさ7号

改正:あずさ1号→あずさ3号→あずさ5号→かいじ7号→あずさ9号

 

現行の下りラストのかいじ23号はかいじ59号に、上りラストのあずさ36号はあずさ60号になります。

これにより、名曲のタイトルで知られるあずさ2号がダイヤから消滅してしまいます。

 

なお、おうめ号とはちおうじ号は含みません。

 

踊り子号では、注目の新型特急E261系サフィール踊り子号がデビューします。

定期列車1往復と臨時1往復の最大2往復運転されます。

なお、スーパービュー踊り子号は消滅となり、251系も引退となります。

 

そしてE257系の改造車もデビューします。こちらは2往復程度の運転が予定されています。

185系は改正後も引き続き残ります。

踊り子号も号数表記が変わり、

定期列車(土日のみの運転を含む)が1号・2号・3号・4号・・・

不定期の臨時列車は51号・52号・53号・54号・・・

という感じになります。(我孫子発着はひたち・ときわとの重複を避けるため100番台のまま)

 

臨時列車としてほぼ毎週土日に運転されていた、マリンエクスプレス踊り子は、

成田エクスプレスの全列車12両化に伴う車両の捻出のため消滅します。

 

スーパービューやマリンエクスプレスなどのダイヤは改正後はサフィールに変わる分以外は全て踊り子号になる見込みで、新宿や池袋発着の踊り子号が定期で設定されます。

 

停車駅では、サフィールを含め、東京発着が品川に、新宿・池袋発着が渋谷に全列車が停車するようになります。

 

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最後は常磐線特急。

東日本大震災から約9年。よいよ常磐線が完全復活します!

残っていた富岡~浪江間が再開し全線開通となります。

これに合わせ、常磐線特急も仙台発着が復活します。

 

ひたち3号・13号・14号・19号・26号・30号の6本運転され、

品川(3号のみ上野発)~仙台間を結びます。

 

特急絡みではこれぐらいです。

今回も変化に富んだ改正となりそうです。