番外 祝・2月10日で100周年!今回撮影、西肥バス100周年記念ラッピングバス高速車両版ご紹介 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 2月10日、西肥自動車(西肥バス)は創立から100周年を迎えました。
 
 これまでも、西肥バスの車に関しましては当ブログでもご紹介しておりましたが、古参タイプの路線車が多く存在している印象が強かった事業者でもありますので、より引き付けられるような車が見られていたのが印象的ではなかったかなと思っております。
 
 中でも、上の画像のF678(三菱K-MS613N)に関しましては、昭和56年式にもかかわらず平成20年までの27年間にわたりまして運行されていた車でもありましたし、画像2のF438(三菱P-MK117J)に関しましても昭和63年式でありましたが、平成29年まで運行されておりまして、30年近い活躍が見られていたほどでした。
 
 また、以下画像の富士重工架装R3ボディの車に関しましても、長崎空港線や長崎~佐世保線を中心にその姿を見る事ができていたものでしたが、平成20年代より徐々に廃車が進んでおりまして、その下の画像の最後に残りましたN753(日産デP-RA53RE)も平成27年まで運行されていたほど元気な姿も見られておりました。とにかく、今回過去の画像から引っ張り出しましたが、これらは近年まで活躍してはいたとはいえ懐かしい所ではなかったかと思っております。
イメージ 1
 
 (N753)
イメージ 8
 
 
 尚、今回100周年を記念しまして、以下画像のZ906(いすゞSKG-LR290J1)におきまして、上の画像1・2のような路線塗装に復刻の形で塗り替えられておりまして、車番も佐世保230い・100に改番されております。その旧路線塗装もF438が廃車されました平成29年頃まで見られておりましたが、2年の空白を経ましてそのカラーが戻ってきたのは良かったのではないでしょうか。
 
 
 その復刻塗装とともに、100周年を記念しましたラッピングを施されました車も存在しております。今回は、そのラッピングを施しました、福岡~佐世保線「させぼ号」系統の高速車両を収める事ができましたので皆様にご紹介してまいります。
 
 
 西肥バスのラッピングバスといいますと、NO.2234でもご紹介しました、「艦隊これくしょん」こと「艦これ」のラッピング(F649・2TG-MS06GP)が特に知られておりまして、令和元年9月に開催されました佐世保鎮守府開庁・佐世保港開港130周年を記念しましたイベント「130th SASEBO 2019」の開催のためにラッピングバスが施されていたものでありまして、それに関します表示が車体中央に、車体後部にはキャラクターも大きく見られております。
 
 (航空母艦(正規空母)「赤城」)
 
 (「C2機関」のイメージキャラクター「C2機関娘」)
 
 (「艦これ」の猫キャラクター、「鎮守府猫」)
 
 この車に関しましては、当初は同年10月末でラッピングは終了する事になっておりましたが、好評でもあった事から3月末までに期間が延長されておりまして、運行スケジュールまでHPで見る事ができております。
 
 
 そして、今回施されましたのが、F649の相方でありますF650(三菱2TG-MS06GP)でありまして、こちらも平成31年春に導入されておりまして、特徴の1つであります白色LED行先であるのも特徴であります。
 
 
 この車に施されておりますデザインを見ますと、ボディは白と濃い青の2トーンカラーとなっておりまして、さらに赤色も含めましてバス停のカラー3色から構成されている事がわかります。また、顔を見ますと「100」を表している事から100周年を記念したデザインとなっている事もお分かりいただけるのではないかと思います。
 
 (参考、柚木バス停)
イメージ 7
 
 
 さらに、Z906と同様、ナンバープレートも新たなナンバーに交換されておりまして、佐世保200か・692から佐世保230あ・100に改番されております。このナンバープレートは、長崎県営バスの都市間高速車両でも見られます長崎県のご当地ナンバーとなっておりまして、NO.2116でもご紹介しましたように、ステンドグラスの中に、「平和記念像」・「大浦天主堂」・「ハウステンボスの風車」と言う図柄となっているのが特徴となっております。
 
 (佐世保200か・692時代のF650)
 
 尚、同様のラッピングを施しております、いすゞエルガZ930に関しましても、佐世保200か・651から佐世保230う・100に改番されておりまして、結果今回3台が「100」に改番されております。
 
 
 そして、車内に関しましては、以下画像にもありますF649に準じました車内となっているようでありまして、全席3点シートベルト付き4列シート・後部トイレが設けられておりますし、各座席にはUSBポートも設けられておりまして、携帯電話・スマートフォン・タブレットの充電ができるようになっております。
 
 (F649車内)
 
 (3点式シートベルト)
 
 (USBポート)
 
 
 私自身も、西肥バスのおひざ元でもあります佐世保へはよく出向いておりますが、そんな西肥バスも100周年になる訳ですので、それほど佐世保を中心に重要な交通機関の一つの事業者として存在している事を伺わせる所でもあります。昨年には佐世保市交通局(佐世保市営バス)の解散によりまして、車両までも一部譲渡されると言った流れも見られておりまして、佐世保駅界隈では西肥バスの車両を見る割合も非常に多くなっておりますが、これからも長崎県北を中心とした代表的な事業者であるとともに、皆様に愛される事業者として君臨していただきたいと思います。