多彩な車両が走っている相鉄だが、10月の段階で7000系最後の1編成(7710F)が引退し、新7000系で同じく8両編成だった7715FもJR直通運転を前に運用を外れている。そしてつい先日1/27の運用をもって、新7000系で10両編成の7755Fも運用離脱となった。
残る新7000系は7751F、7753F、7754Fの3編成である。これらの編成がいつまで相鉄を走ることになるかは分からないが、いずれも10両編成であり、比較的多様な種別・運用で見ることができる。
ふと思い立って出向いた2/8(土)はこの3編成が全て日中運用に就いており、ちょうどそれぞれ優等3種別で遭遇することができた。その写真と共に、各種別を簡単に解説してみたい。
7753F 急行 海老名行き
元祖・相鉄の代表的な種別といえば「急行」である。横浜-二俣川間はノンストップ、二俣川-海老名間は各駅に停車する。JR直通に伴うダイヤ改正で本数を減らしたものの、本線方面の乗客を中心に重要な種別であることはより一層認識されたかもしれない。
7751F 快速 横浜行き
JR直通開始に伴い西谷に停車するようになった「快速」。星川+西谷以西の各駅に停車する。昨年11/30以降は本数を増やし、海老名・湘南台両方面へと走る存在感の大きい種別となった。
上記写真の列車は湘南台始発・西谷でのJR方面への接続列車は無かったが、西谷駅ではJR方面の特急と(主に)本線系統の快速がよく接続するようになった。
7754F 特急 海老名行き
そして同じくJR直通開始の昨年11/30から西谷に停車するようになった「特急」。途中、西谷・二俣川・大和のみに停車する。日中の西谷-海老名間では、JR直通の列車も合わせて実に毎時4本も走るようになった。
上記写真の列車は西谷でのJR方面からの列車との接続が無い(二俣川で各停海老名行きを追い抜く)列車だったが、本線特急・JR直通各停の接続も西谷駅で見られるようになった出来事である。
新7000系の種別幕
新7000系の車両は、側面に行き先表示がなく、種別幕のみが存在している。今回は撮影していないが、各停湘南台行きでは「いずみ野線」の表記も加えられており、また直近のダイヤ改正で「通特」「通急」幕も増えたばかりではある。
相鉄の車両にはそのようなタイプの車両が多かったが、8000系以降では行先も表示されるようになった。また、そもそも幕車自体が新7000系に加えごく一部(9701Fなど)となっている。
2022年度の東急直通開始に向けて、相鉄の車両の世代交代は今後も進んでいくものと思われる。新7000系の活躍はいつまで見られるだろうか。