前回はこちらです
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/10/225944
18000円の3Dプリンタを買いました。
これです↓
前回までで、とりあえずスタンドアローンでSDカードに入ったgcodeデータを印刷できるようになりました。
次に自分でデータを作ります。
(ここまで行くだけでも大変でした、、、)
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3Dプリンタでデータを印刷するためには2つのソフトが必要です。
1-設計して形を作るソフト(CAD)
2-その形を元にスライスしたり、プリンタヘッドの通り道を決めるソフト(スライサー)
今回の製品に入っていた固いカードにはURLが書いてありました。
が、これはすでに無効なアドレスのようです。
これが誘導しようとしていたのは、おそらく「Reptier-Host」というソフトです。
(スマホからのスクショです。スマホからアクセスしても意味がないですが、、、)
Windows版のリンク先ページの一番下に、「寄付しないでダウンロード」というのが小さくあります。まずはお試しなので無料で使わせていただきます。
このソフトは特に問題なくインストールできました。これが上記の「スライサー」になります。
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次に設計のための3D CADソフトをインストールします。これはいろゆな方がオススメされている「fusion360」というものを使うことにしました。
https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/overview
これは企業向けには結構高価なソフトのようですが、学生や趣味での利用には無料期間が設けられています。
趣味の場合は1年は無料で、その後どうなるのか分かりませんが延長の可能性もあるような記事がありました。
まずはオートデスク社のアカウントを作り、メアドを登録してそこに来たメールのリンクをクリックして認証します。
二重認証として、duo mobileというスマホ側のソフトを入れさせられました。PC側で表示されるQRを一度読み込んでリンクさせると、PC側のログインなどのたびにスマホ側アプリ内に送られた数字の入力を求められる、というものです。
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(fusion360との悪戦苦闘については、まだ整理して書ける段階ではないので一旦割愛します)
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とりあえず、適当なものを作ってみました。
プリンタとの連携の仕方は以下のように適当にいじっていたら出来ました。
1-fusion360で形を作る。
2-上のバーの「ツール」から「メイク」をクリック。
3-プリントしたい物体をクリック。青くポリゴンっぽい表示に変わる。
4-「OK」を押す。
5-勝手に「Reptier-Host」が立ち上がり、そこにその物体が置かれている。
6-PCと3Dプリンタを製品付属のUSBケーブルで結ぶ。プリンタの電源を入れる。
7-Reptier-Hostの画面左上の「プリンタ接続」をクリック。
8-右のメニューの「スライサ」から、「▶︎Cura Engineでスライス」という大きなボタンをクリック(この瞬間がワクワクします)
9-表示されていた物体が、プリンタヘッドの軌跡で構成された絵に変わります。ここで細すぎる線などは省略されてしまいます。
10-プリンタ側のベッドにスティックのりを塗りたくります。
11-「印刷」をクリックします(プリンタ接続がうまくいってないと押せません)
ヘッドの温度を上げる工程から始まり、小さいものなら数分で完了しました。
プリント位置は、ベッドの手前左側基準で行われるようです。ベッドと本体の磁石での固定がズレているとプリント中にベッドがズレてグチャグチャになる、という事故が一度ありました。
設計物のうち、下部1ミリ厚くらいのところはプリントされませんでした。本格的に設計する際には、ここは捨てる部分として作る必要がありそうです。
細い線は0.6ミリ角ぐらいまでならプリントできるようですが、だいぶガタガタになります。1ミリを超えると安定した形状になるように思います。
また、ベッドに接地している面積が小さいとズレやすくなるため、うまく設計する必要がありそうです。
次に信号機を作ってみました。
このくらいだと、5分くらいでできます。
が、大きすぎました、、、
小さくしてプリントすると、接地部分のまずさや線の細さで崩壊してしまいました。
次に、信号機裏側のハシゴなどは別で作ることとし、平面で接地する印刷のベースを1ミリ厚で作った上で、そこからランナーでつながるように本体を配置設計しました。
できました。
左から、サイズ間違え、細すぎで崩壊、肉厚にして一応プリント成功のものです。
楽しいです!
続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/11/232620
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