(前回記事の続き)
伊豆大島14時30分発・横浜経由東京行き
東海汽船の大型貨客船「さるびあ丸」に乗船中
横浜に向け、東京湾を航行。
特等客室専用ベランダより。




日没後。まだ西の空はほんのり明るい。

前方には京浜工業地帯の灯火

閑散期の離島航路貨客船の外部デッキ


日没後の残照。西の空に一番星。

横浜の工業地帯

本牧ふ頭沖(神奈川県横浜市)を航行


船の煙突(ファンネル)のライトアップ

前方に横浜ベイブリッジ


東京⇔神津島航路の貨客船さるびあ丸は、週末のみ横浜港に寄港(下り夜行便は金・土曜日、上り昼行便は土・日曜日に寄港)。
ただし、夏季ダイヤ期間中は横浜港には寄港しない。

横浜ベイブリッジの下をくぐる貨客船さるびあ丸(左舷側)

横浜港の「横浜ベイブリッジ」と、東京港の「レインボーブリッジ」の両方をくぐる定期旅客船は、東海汽船の東京⇔神津島航路の貨客船のみ。

横浜ベイブリッジは、入港前と出港後の2回くぐる。


進行方向右舷側

右舷側のベイブリッジの向こう側の灯りは、大黒ふ頭


明るい満月が東の夜空に昇る。


前方のみなとみらい21地区に近づいていく。

横浜ランドマークタワー、ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル、よこはまコスモワールドの観覧車など新しい施設が数多く集まるみなとみらい21地区の夜景

手前には、海上保安庁の第三管区海上保安本部





現在は商業施設になっている、歴史的建造物の赤レンガ倉庫

さるびあ丸は、港内で向きを変え、横浜大桟橋への接岸作業に入る。

貨客船さるびあ丸が接岸する横浜大桟橋

横浜大桟橋は、豪華クルーズ船「飛鳥Ⅱ」などのクルーズ船や、横浜港レストラン船「ロイヤルウイング」(元・関西汽船くれない丸)などが接岸する桟橋で、入出国管理や税関エリアなどもある。
かつては、英国の豪華クルーズ船「クイーンエリザベスⅡ」など世界の名だたる豪華船も多数入港していた。
現在はクルーズ船が巨大化し横浜ベイブリッジをくぐれないため、英国の豪華クルーズ客船「クイーンメリーⅡ」やカジュアルクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」などの巨大客船は、横浜ベイブリッジの外側にある大黒ふ頭などに着岸する。

接岸作業中のさるびあ丸

東海汽船の貨客船さるびあ丸には、横浜~東京間の区間乗船もできる。特に、上り便は、横浜大桟橋18時10分発→東京竹芝桟橋19時45分着で、横浜観光を終え東京方面に戻る行楽客にとりちょうどよい運行時間帯のため、東海汽船でも「東京湾夜景航路」としてアピールしている。

大桟橋の最上階外部は、ウッドデッキの展望エリアになっており、着岸したさるびあ丸を眺める人たちの姿も。大桟橋は、みなとみらい21地区の煌めく夜景が目の前に広がる、最近人気の隠れた夜景の名所。

この日は、横浜大桟橋の左側(みなとみらい21側)に接岸

タラップの取付け作業

横浜から東京までの乗船客が、横浜大桟橋の岸壁に並んでいる。乗船券販売所は大桟橋客船ターミナル内にあり、横浜寄港日のみ営業。
この日は寒い冬の閑散期のため、横浜からの乗船客はかなり少ないが、閑散期以外は100名以上が乗船する日も少なくない。

大桟橋に接岸中のさるびあ丸船上から見た、みなとみらい21地区の夜景

18時00分、横浜大桟橋(よこはまおおさんばし)着岸。
下船開始。この日はここ横浜大桟橋で下船する離島からの客は僅か数名。


横浜~東京間の区間客の乗船開始。
この日、横浜からの乗船客は少なく、20~30名程度。

B外部デッキの窓の内側は1等客室(和室、相部屋)。この日は乗客がかなり少なく、客室も閑散としていた。

横浜からの乗客の乗船完了

間もなく横浜大桟橋を出港。最終到着地の東京竹芝桟橋に向かう。

横浜みなとみらい21地区の高層ビル群と、赤レンガ倉庫。新旧横浜の建築物の夜景。



前方には、横浜を代表する3塔の歴史的建築物が見える。
「ジャック」と呼ばれる横浜市開港記念会館(塔の先端のみ僅かに見える)、「クイーン」と呼ばれる横浜税関(中央)、「キング」と呼ばれる神奈川県庁本庁舎(左、塔の部分のみ見える)。
