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私の周辺では「マスク狂騒曲」「手ピカジェル狂騒曲」が絶賛ヘビーローテーション中です。先週にはあったマスクがドラッグストアやコンビニから消えてしまいました。マスクは、一時的に店頭からなくなっただけで、そのうち供給がされるとは思いますが、感染拡大のスピードによってはしばらく収まらないかもです。
消毒液はドラッグストアに一般客に見向きもされず転がっている医療用の消毒アルコール(600円くらい)を100円ショップの旅行用化粧水を入れるちっちゃな霧吹きに詰めて持ち歩いても良いですよ、と店員さんに教えてもらいました。
とにかく、うがいと手洗いをこまめにしてなんとかやり過ごしつつ、早くこの状況が終息してほしいと切に願うばかりです。
本日ご紹介したいBトレインショーティーは、工場から出荷されたマスクなんかも運んでいるのかも?と思しきこちらの車両でございます。
JR貨物 DE10形ディーゼル機関車 JR貨物新更新色 です。
Yahooブログ時代に一度ご紹介しておりますが、今回は画像含め増補改訂版とさせていただきます。
小型のディーゼル機関車で、車両基地や貨物駅での入替作業やローカル線での貨客輸送を主目的として開発されました。
DE10形以前の入替機としてDD13形が用いられていましたが、軸数の少なさから、1軸当たりにかかる重量が14tと重く、規格の低いローカル線の入線に難がありました。
また、同じく軸数の少なさから、粘着力と呼ばれる線路と車輪の摩擦の力が弱く、重い編成の入替時の制動力への不安がありました。
そういった問題を解消するために開発されたのがこのDE10形です。
先行して開発されたDD51と同じディーゼル機関を1基だけ搭載することで、部品点数の削減で保守性の向上と軽量化を図り、ローカル線でも使用できる機関車としました。
また、軸配置を2軸+3軸という特殊な組み合わせを行うことで、粘着力を確保し入替性能の向上を図ると共に、軸重を13tに軽減し、規格の低いローカル線へも入線できる機体としました。
搭載エンジンが1基だけですので、ボンネットが片側だけ長くなる「セミセンターキャブ方式」というスタイルが取られました。
BトレのDE10でもこの特徴がよく出ており、ショーティー化の違和感が比較的少ない素晴らしい出来だと思います。
入替・貨物や旅客運用等汎用性が高いこともあり、JR化後もJR全社に引き継がれました。
この塗装はJR貨物に引き継がれた車両が纏っていた塗装になります。
運転席に丸いマークがありますが、こちらは旋回窓と言って、窓を回転させることで水滴や雪を振り飛ばす機構で、主に寒地向け車両に取り入れられた仕様となります。
個人的にはこの塗装のDE10では、近江鉄道への西武3000系の譲渡時の輸送が印象的でした。
万能汎用機DE10も昭和の国鉄型機関車、淘汰が進んでいます。
JR貨物ではHD300形、DD200形等の後継機が増備されています。
あとどのくらい元気な姿が見られるかは不明ですが、ディーゼル機関車としては、DD51と共に間違いなく一時代を築いた名機と呼んでも良いと思います。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑