今回は4年前にラストランを迎えた富士急行2000形について、ご紹介させていただきます。
2016年2月7日に、富士急行2000形2001編成の運行が終了しました。
JR東日本の165系急行型電車を改造したジョイフルトレイン「パノラマエクスプレスアルプス」を譲り受け、2002年年始の臨時列車で使用された後、2月28日からフジサン特急としての運転を開始しました。
165系(写真は、しなの鉄道169系)
JR時代の6両編成から3両編成×2編成に分割して特急「フジサン特急」の運用に充当されました。
2001編成(写真左)と並ぶ2002編成(写真右)
外観はフジサンをモチーフにした様々な表情のキャラクター98種類が描かれ、2編成でフジサンの表情は異なっていました。
展望席が2000形最大のウリだった
(展望車全席と2号車個室はフリー切符のみでは利用できなかった)
シートモケットを張り替えた以外、JR時代と変わらぬ車内
展望車以外の車内ではモニターで前面展望が視聴可能でした(私が乗車した時は流れてなかった)
2000形の部品取り用に、JR東日本からクモハ169-27+モハ168-27+クハ169-18を譲受、解体されなかったクモハ169-27は富士山駅構内に留置されていましたが、後に下吉田駅構内に移送しカットボディとして保存されました。
2000形の検査や故障によるフジサン特急代走で、6000系(元JR205系)が充当される際も通常通り特急料金が徴収されていた(富士急のフリー切符を利用する私には無関係ですが)
2002編成は小田急20000形を改造した8000系(上写真)による置き換えが決まり、2013年11月30日からラストラン企画として「パノラマエクスプレスアルプス」時代の塗装に復元し、2014年2月10日付で廃車となりました。
2001編成はJR東海の371系を改造した8500系(写真左)導入に伴う置き換えで引退に追い込まれた
富士急行8500系
最後まで残った2001編成は、2016年2月7日のラストランを以って引退、これにより国鉄165系の活躍に終止符が打たれました(田野倉駅を通過する2001編成)
ラストランに伴い、前面のキャラクターが泣いている雰囲気の涙ステッカーや「ありがとう」表記が追加された
他の車両にも「2000形ラストラン」ヘッドマークが掲出された
国鉄時代も後輩車両だった6000系(写真右 / 元205系)にも2000形との別れを偲ぶヘッドマークが掲出された
廃車後はクロ2001号車(展望車)が下吉田駅構内で保存されています。

ラストラン当日は仕事で行けなかったので、ラストラン前日の夕方に仕事を終え、スーツのまま飯田橋から田野倉駅や河口湖駅へ向かいました。

薄いコートを羽織っていただけで、かなり寒さが身に染みる撮影でしたが、塗装前の8500系とお見合いする形で留置された姿など見られたので、気合いを入れてお別れしに行った甲斐があったと思います。

久しぶりに2000形を見に富士急行沿線に行きたいですね。
そして1年前は2週間連続で、5年に1度受講義務がある消防設備士講習を秋葉原で受講してましたアセアセ次は4年後かぁぼけー
※2019年2月8日・13日の記事参照

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

鉄道コム