【還暦】江ノ島電鉄300形最後の生き残り!江ノ電305編成が定期検査施工

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湘南・鎌倉・江ノ島と人気観光地を結ぶ江ノ島電鉄。

数々の映像作品の舞台にもなる江ノ電で最も人気の車両、300形305編成が久々に本線上に姿を現しました。

孤軍奮闘の305編成

江ノ電300形は、1956年から1968年にかけて製造された“江ノ電顔”の電車です。

当時の会社である江ノ島鎌倉観光では、鉄道設備の近代化にあわせて2車体連接の車両に更新を進めていました。

これにあわせて6編成が製造されたものの、1991年より少しずつ置き換えが進行しています。

この305号車-355号車の編成には床下機器の更新が施工されており、2007年の303-353号が引退してから10年以上に渡り1形式1編成の存在となっています。

昔ながらの江ノ電のスタイルを維持している車両として、ファンからはもちろん、地域住民・観光客に絶大な人気を誇る編成です。

江ノ島電鉄自体がそのロケーションの良さから数々の映像作品などに使用されていますが、この300形の人気も大きいです。

2006年の新500形登場で300形の引退がされるのではないかと噂されていましたが、この編成だけは維持。

現在も第一線で活躍しています。

1960年製造のこの編成は今年で60歳。

還暦祝いの再塗装といったところでしょうか。

ピカピカの姿を見られるのは今のうち!

1形式1編成という都合から、定期検査期間中は300形の姿を見ることが出来ません。

撮影・乗車に訪れるファンには残念な期間となりますが、今回の定期検査にて、車体がきれいに塗り直されています。

定期検査施工=当面は活躍、という例は他社でも一般的な動きであるほか、そもそも代替車両が登場していないことを考えれば、もうしばらくその勇姿を拝むことが出来そうです。

土休日は後輩と息を合わせて走行する姿が楽しめるほか、昔ながらの江ノ電の姿を捉えるなら平日の単独走行も記録したいところ。

潮風に負けずに走り続ける老兵ですが、今後いつまで活躍するかは明らかにされていません。

車両運用については公式ホームページなどへの掲載はありませんが、当日のお問い合わせはOKとのことです。

ピカピカの美しい姿300形の貫禄はなかなかのものです。

特に撮影をされる方にとっては、不謹慎ながら外国人観光客が減少している今がシャッターチャンスかもしれません。

天気予報なども合わせつつ、江ノ電の歴史が詰まった300形の乗車・撮影をされてみてはいかがでしょうか。

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