昨年11月、岐阜駅前に移設された旧名鉄市内揖斐線で活躍していた丸窓電車のモ513。大正時代に日本車輛にて製造された同形式は当時アメリカで流行っていた正面デザイン、半円筒形の5枚窓は半流線形のスタイル。

 

 そして都市と郊外を結ぶインターアーバンの思想の元に設計された市内線ながら高速運転可能の台車を履く高床式構造で、戸袋窓には丸窓を採用も往年を偲んでいますね。この都市と郊外を結ぶ発想は現代見直され、富山や福井、広島で整備、運用がされています。やはり歴史は繰り返すモノなのかも。

 

 話をモ513に戻しまして・・・岐阜線の600V昇圧に伴い形式が消滅。モ513は2006年に岐阜市内の金公園に保存されていましたが、岐阜駅整備10周年記念のイベントは車両整備され、移設されました。そんな今のモ513からです。

 

                 ※ モ513の撮影は全てナカジさんです。

   オマケで廃駅になった旧美濃駅内で保存のモ512も参加ですが、かなり前の画像です。