【サフィール踊り子】E261系準備着々!乗務員訓練で伊豆急下田駅へ初入線

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3月14日のデビューに向け、E261系“サフィール踊り子号”の準備が続けられており、既に見かけたという方も多いのではないでしょうか。

数多くの試運転が設定されていながら、なかなか実現していなかった伊豆急行線への試運転(乗務員訓練)が本日28日より始まり、終着駅となる伊豆急下田駅へ初めて入線しています。

活発化するE261系の動き

多くのメディアにより車内の雰囲気が伝えられているほか、JR東日本管内ではカッコいいポスターが多数掲示されるなど、注目度も抜群に上がっています。

所属基地である大宮総合車両センター東大宮センターから東海道線に繰り出す際に、上野駅・東京駅・品川駅といった東側の主要駅か、池袋駅・新宿駅・渋谷駅といった西側の主要駅のいずれかを通るルートで試運転が行われています。

さらに、東海道線では旅客線・貨物線の双方・2編成とも使用した乗務員訓練が急ピッチで進められており、その姿を見かけたことがあるという一般ユーザーも多くいらっしゃるかと思います。

その一方で、目的地となる伊豆急行線・伊豆急下田駅への入線はなかなか行われず、風光明媚な伊豆急行線での撮影の機会を楽しみにしていたファンの方も多いのではないでしょうか。

今回も伊豆急行線試運転は少数か

伊豆急行線では、2019年11月12日〜15日の4日間にかけて、E257系の乗務員訓練が実施されていました。

E257系2000番台については、この乗務員訓練の時点では行先表示器・車内案内表示器の準備が出来ていなかったためか、12月26日・1月20日に再設定されています。

E261系については、今年に入っての試運転では行先表示器の使用が行われていますので、既にこれらの準備も済んでいます。

過去には“伊豆クレイル号” 651系や、“マリンエクスプレス踊り子号”E259系の乗務員訓練も3〜4日間の行程で済ませていることからも、伊豆急行での乗務員訓練の数日間の行程以降は、営業運転開始までほとんど足を踏み入れることはなさそうです。

ファン心理・地元心理としては伊豆高原駅や伊豆急下田駅で停泊して行って欲しいところですが、E257系2000番台が停泊運用となる一方、E261系の停泊は大幅なダイヤ乱れが起きない限り実現はなさそうです。

ただし、サフィール踊り子号特有の事情として、車内サービスの訓練等を実施する可能性はあります。

特に、揺れの大きい単線区間で汁物を提供すること、車内サービスを担当すると思われるJR東日本サービスクリエーション乗務員の乗車がまだ行われていない(役職者と調理するメンバーのみ乗車)ことなどを踏まえると、何らかの予行演習のような訓練として試運転が別日程で設定されている可能性は捨てきれません

いずれにせよ、そこまで頻度は多くならないかと思うので、ポスターにも描かれているような海バックのE261系を日常的に撮影出来るのも、もう少し先になりそうですね。

伊豆名物のみかんと早咲きの河津桜。春はすぐそこです。

E261系と251系の並びが貴重!!

今回の伊豆急行線乗務員訓練では、E257系2000番台同様に熱海駅以南についてはマリンエクスプレス踊り子79号〜同76号のダイヤを用いて設定されています。

このダイヤですが、3月14日のダイヤ改正以降はサフィール踊り子3,5号・4号がそのまま使用するスジとなっています。

つまり、営業運転開始後の臨時便とほぼ同じ条件で走行していることとなり、連日の生憎の天気も相まって写真映えという点では難しいところです。

E257系2000番台は試運転表示・無表示など、単独でも試運転と分かる写真が撮れる一方で、前面愛称表示がないE261系では試運転ならではのシーンを探すのが難しいところです。

そのようななかで、今回の試運転ならではの光景として、251系“スーパービュー踊り子号”との離合があります。

ダイヤ改正で入れ替わる形で引退が明らかにされている251系とE261系が単線区間で行き違いをするシーンは試運転でしか見ることができない貴重な光景となります。

既に熱海運輸区乗務員訓練で伊東駅に訪れた際にこれらの離合が実現して撮影された方もいらっしゃるかと思いますが、今回は伊豆高原駅・伊豆急下田駅で新たに実現しています。

特に伊豆急下田駅では、251系2編成とE261系1編成という新たなシーンが展開されています。

金曜日に試運転が設定されればTHE ROYAL EXPRESSがここに加わるところですが、乗務員繰りを考えるとおそらく実現は期待できません。

特殊な塗装ゆえに天気に悩まされる被写体ですが、試運転ならではの“今”を切り取りたいですね。

今日だけの珍客との離合も

初日となる28日には、小山車両センター所属の485系改造のジョイフルトレイン“華”が、伊東駅で停泊となる運用が組まれています。

数ヶ月に1回伊東駅停泊運用が組まれることはありますが、同世代のジョイフルトレインの引退状況を考えれば、いつ退役してもおかしくない車両です。

偶然組まれた運用ですが、3月14日のダイヤ改正以降はE257系2000番台も少しずつ団体臨時運用入りをする可能性もありますので、もしかしたら最初で最後となるかもしれませんね。

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甲種輸送〜試運転の様子をYouTubeで公開中!

YouTube=鉄道ファンの待合室資料館では、甲種輸送・公式試運転・性能確認試運転・乗務員訓練などの今までの目立つ動きを動画で公開しています。

本日以降の伊豆急行線乗務員訓練も全行程終了後に公開予定です。

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