JRと競合する私鉄の列車は多くありますが、中でも一際目立つのが近鉄の名阪特急。
競合相手が在来線どころかあの天下の東海道新幹線だという点を考えると私鉄特急の筆頭格といえます。
京都在住の筆者は先日初めて(遠回りを覚悟で)乗車しました。
今年3月にデビューする新型名阪特急「ひのとり」のパンフを駅で貰いました。(後述)
近畿日本鉄道は日本最大の私鉄であり、名前の通り近畿地方を中心に三重や名古屋までに及ぶ広大な路線網を持ちます。
特に奈良県や三重県では鉄道といえばまずは近鉄、と言って良いほど圧倒的なシェアを誇っています。
何冊も本が出ているほど近鉄の歴史は壮絶なドラマに富んでおり語りたい気持ちを抑えつつ名阪特急の話を。
この日は月が大変綺麗でした。
初めての近鉄名古屋駅でしたね。
今回乗ったのは速達タイプの甲特急、通称アーバンライナーです。
かつては名古屋~鶴橋までノンストップでしたが今では津駅、そして一部は大和八木駅に停車しています。
前にお別れ乗車をしたスーパービュー踊り子と並び、筆者にはプラレールでおなじみの列車です。
約1時間30分で京都方面への乗り換え駅、大和八木駅に到着。
近鉄特急の武器である車両の快適性のお陰であっという間でした。
この後は京都行き特急に乗継ぎ。
同一の券で通しの料金で特急券を発券できるシステムは素晴らしいですね。
最後は考察ですね。
名阪特急は倍以上の速度で高頻度で走る東海道新幹線を相手に窮地に立たされていました。
しかし「申し分ないサービス」「鶴橋・難波の利便性」「長すぎず短すぎない時間」をPRした結果なんとか生き残りに成功しています。
前述の「ひのとり」投入はアーバンライナー車両の置き換えという現実的な事情も踏まえているものの、これからも新幹線に挑んでいくという明確な意思表示と取れます。
そして2027年(予定)にはリニア中央新幹線の品川~名古屋間が開業予定です。
旅客がどう動くかはその時になってみないと分かりませんが、少なくとも名古屋始発の名阪特急にとっては好機になりそうです。
筆者の妄想ですが阪神線を介して定期で神戸に乗り入れるのも面白いかもしれませんね。
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