1/3 東北新幹線が満席だったから日本海側へ迂回してみた。 | ドリームハウス南蘭得 - 秩父とダムと鉄道と。

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また、1~2か月に1回程度「秩父紀行」を投稿します(予定)。

今年も正月は札幌で過ごしたのですが、親は仕事の都合で2日の昼の飛行機で帰らなければならず、時間に余裕のある私は親から「苫小牧からフェリーが出てるからそれでのんびり帰ったら?」と言われたので、そうすることにしました。

 

今回乗船するシルバーフェリーは、JR苫小牧駅からバスで20分ほどのところにある苫小牧フェリーターミナルから出ています。

 

これに乗って八戸に向かいます。

一人でフェリーに乗るのは初めてなのですが、フェリーってちょっとワクワクするよね、夜行だから尚更です。
ワクワクで思い出しましたが、最近わくわくさんがYoutuberになったらしいね。

 

八戸には朝の7時半に着くので、八戸周辺を1日散策してから夕方の東北新幹線で帰るつもりだったのですが…1つ大きな問題が。
フェリーの予約だけで満足して、そこから先のことを完全に忘れていたんですね。で、世間のカップルからはクリスマスと呼ばれているらしい12月25日という日を過ぎたあたりに、思い出したようにして呑気に(みやすのんきでは無い)東北新幹線の空席状況を確認したところ、すでに手遅れ。

 


最終便まで終日満席。

八戸から出る便は全席指定なので、東北新幹線で帰るには青い森鉄道で盛岡まで出てやまびこ号の自由席に乗るしかないのですが、この時期の自由席ですから激しい混雑に見舞われるに違いありません。


まあ、せっかくなので遠回りをして帰ることにしましょう。
とりあえず八戸駅から青い森鉄道で北上。

 

青森駅にやってきました。

 

左上の余っている電光掲示板は、かつて津軽海峡線の特急列車が表示されていた部分ですね。懐かしいです。

私自身も当時はよく青森駅を通っていたのですが、青函特急が廃止されてからほとんど青森に来る機会がなくなってしまいました。直通で行くよりも、乗り換え先でご当地グルメを食べながら移動する方が面白かったんですけどね。

 

青森のポケモンを捕まえたかったので、少しだけ駅前を散策しました。

奥に泊まっている船はかつて青函連絡船で使われていた八甲田丸です。青函連絡船といえば船の中に線路が敷いてあって、そのまま列車ごと輸送していたのは有名な話ですが、今では逆に考えられないシステムですよね。

 

最近では、青函特急の廃止(=北海道新幹線の開業)によって青函間の直接移動が不便になったので、青森民からは青函フェリーが再注目されているようです。利便性よりも速達性を重視したJRの末路、皮肉な話です。

前から思っていたのですが、北海道新幹線は札幌函館間が開業して初めて意味を成すものですから、青函間よりも先にそちらを作って、全通するまでは青函特急や夜行列車を走らせておくべきだったような気がします。いや、間違いなくそうするべきでした。今さら言っても仕方ないですけどね。

 

青森駅から特急つがるに乗って秋田へ向かいます。

 

昼飯は青森駅で買ったうにめし。あとりんごジュース。

青森に来たらりんごジュースを飲まないわけにはいきません。

 

右下にさりげなく切符が写っていますが、経由路線がいっぱい書かれていてかつての寝台特急を思い出します。

実際、この区間は2008年頃に乗った臨時特急「ふるさとゴロンと号(上野→青森)」以来かもしれません。583系という3段寝台の車両が使われていたのですが、当時小学生であった私でもギリギリ座れるほどの高さでしたから、大人が乗ったら相当窮屈だったのでしょうね。

 


札幌はいつもと比べて10分の1くらいの積雪量だったのですが、さすがは青森。一面に真っ白な景色が広がります。



しかし、日本海側に近づくにつれて、積雪量はどんどん少なくなっていきました。やはりここにも暖冬の影響は出ているようで、近くに座っていたご年配の方のグループが「今年は雪が全然ないわね」と話していました。


例年、私が冬に北海道に行くときには大雪になる傾向にあります。去年の冬は2回行きましたが、年末年始に帰省した時には行きのフェリーが暴風雪によって半日遅れ、2月に大学の友達と網走に行ったときには大雪で線路が埋まって特急列車が終日運休、JRのフリーパスを買ったのにバスに課金する羽目になりました。それ以前にも、年末年始に帰省する時にはほぼ毎回乗る予定の電車が遅れたり運休したりしました。なので自分のことを雪男だと思っているのですが、今年の暖冬はその効果が打ち消されるほどですから、よほどの異常気象なのでしょう。

 

ちなみに、写真の奥に見えるのが八郎潟です。横から見るとただの川にしか見えませんね。

 

☆乗車記録

JR特急つがる4号

青森(12:42) → 秋田(15:28)

 

秋田にやってきました。バスターミナルが綺麗ですね。

 

秋田からは特急いなほに乗り換え。

ブルートレインのような真っ青な電車がやってきましたが、これは1編成しかない特別なカラーリングで、確か日本海の海の色を表現したカラーだったかと思います。

 

シートピッチが狭いわけではないのですが、後ろに張り出したグレーの座席のせいで飛行機に乗っているような圧迫感があります。

 

おやつは柿の種。酒を買っておいしーかもーとツイートしても良かったのですが、眠くなってきたのでカフェラテです。てかこの1コマいらなくね?

 

反対側の車窓には日本海が広がります。

海側の座席は満席だったので山側になってしまいました。やっぱみんな海を見たいんだなぁと思っていたのですが、海側の席を確保した皆さんはこの先の途中駅から乗車してくるようで、悲しいことに海が見える区間ではむしろ海側のほうがガラガラでした。

 

☆乗車記録

JR特急いなほ14号

秋田(16:35) → 新潟(20:09)

 

最後は上越新幹線で帰りました。

Maxもいつまで生き残るか分かりませんから、毎回これが最後だと思わなくてはなりませんね。

 

☆乗車記録

上越新幹線 Maxとき378号

新潟(20:42) → 東京(22:44 23:05頃) △20分遅れ

 

先行の北陸新幹線が遅延していた影響で20分遅れて到着しました。終電ギリギリだったので危なかったです。

 

行きならまだしも帰りに迂回ルートを使うのはさすがに疲れましたが、北海道のお土産に加えて、青森のアップルパイと秋田のきりたんぽと新潟の笹団子を買えたのでよかったです。お土産だけ見たらもはやどこに何をしに行ったのか分かりませんね笑

 

 

話は変わりますが、先日、友達からブログを楽しみにしているというとても有りがたいメッセージを貰いました。

 

最近、有安杏果さんの投稿を見るためだけにインスタのアプリを入れてみたのですが、そこにはTwitterとは全然違う見たことのない世界が広がっていて、ブログから切り替えてみても面白そうだな、と思いつつありました。今までインスタには否定的な考えを持っていたのですが、ちょっと考え方が変わりそうになりました。

 

しかし、ブログというのはただの日記ではなく、それを誰かに読んでもらえて初めて成立するツールです。備忘録的な感覚で書いているこのブログですが、誰かに楽しんでもらえたり、あるいは記事にした内容についての魅力を誰かに知ってもらえたりしたら、それほど嬉しいことはありません。

 

これからも、読んでくれている誰かがいるから続けられているのだという感謝の気持ちを忘れないで、そういう自覚を持って記事を書いていこうと思います。

 

今日もご覧いただきありがとうございます。