"PULL MAN" の意味
車両に書かれているプルマンの語源は、
アメリカの鉄道車両のプルマン社からなのですが、
オリエント急行の車内へ
まずは、車内の説明
スタッフさんから車内の説明がありました。
ティータイムがスタート
食器には、オリエント急行のロゴが入っています。
ケーキの種類は季節によって変わるそうですが、
今回は普通のパウンドケーキでした。
ポットの中は紅茶ですが、アールグレイかダージリンっぽい感じでした。
押したくなる呼び鈴
窓の下にあるボタン「呼び鈴」です。
押しても何もなりません(笑)
どんな音が鳴るのでしょうか?
ふわっふわっの座席
ソファーのようなフワフワの座席です。
これは当時のものそのまんま。
フワフワなのは、中に「藁(ワラ)」が入っているからだそうです。
クッションではなく藁なので、へたることなく長持ちするそうです。
座席は大きすぎて車両から取り出すことができず、
補修は車内で行っているとのこと。
座席の間に見えている配管は、
暖房に使う蒸気暖房用の配管。
機関車からの蒸気を流して室内の暖房にしていたのです。
使ってみたいおしゃれなトイレ
もちろん使用できませんが、すごくおしゃれです。
快便快調になるでしょうね(*^^*)
入れないけど、コンパートメント個室
車両の両端に各1部屋ずつ、計2部屋あります。
ガラス越しに撮影しました。
この中に入ってみたい・・・
注目すべきラリックの装飾
この車両が箱根ラリック美術館に来たのは、
車内の装飾をルネ・ラリックが行ったからなのです。
ルネ・ラリックは、
19世紀~20世紀のフランスのガラス工芸家で、
豪華客船の巨大なものの内装から、
化粧品のガラス瓶や小物まで手掛けました。
水戸岡鋭治さんに近いものがあるかもしれません。
添乗のランプまでルネ・ラリックのデザインです。
往年を表すフランス語の表記
ティータイムを(さっさと)味わったのち、あちこち見学します。
車内はバスツアーのお客さんだけなのですごく安心でしたが、
普通なら目立って仕方がないでしょうね。
というか、皆さんケーキより車内を見たくて仕方がないようでした。
非常時のブレーキ弁。
連結器はネジ式かな?
もっとじっくり味わいたいけど・・
ずっと前から行きたかった場所だったのです。
30分ほどでしたが、ちょっとだけ豪華な気分を味わえました。
いつかは本物の豪華列車をヨーロッパで・・・ですね。
箱根に行った際はぜひご乗車ください!