基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

2019年・夏の鬼怒川温泉を歩く「街歩き編・かつての赤線跡を見る」

こんにちは。「入浴レポートのない温泉訪問記」です。
あくまで鬼怒川温泉の現在を見て歩いた「街歩き」記録です。

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さて、ゴーストタウン化した北側から「鬼怒子の湯」で足湯で一休みのあと、「くろがねばし」で鬼怒川の渓谷を渡って反対側に進みました。
こちら側を進むと、川沿いに営業中の温泉旅館が立ち並び、商店も並んでる「温泉地らしい」道になります。


川治の方へ行く幹線道路のR121は、市街地の外側をバイパス状にさけて通っているので、交通量はそんなにありません。
なのでのんびりと周りを観察しながら歩くことができました。

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大きな旅館の中には「日帰り温泉コース」をやっているところもありますが、これ、以前TVで見ましたが料理などもついた大層豪華なものでお値段もそれなり。ビンボー旅行者の私には縁遠い商品です。


ずっと旅館街を歩いてみますが、鬼怒川温泉って大温泉地のはずなのに商店街のある「温泉街」というものがないのは初めて知りました。

観光地らしいのは鬼怒川を渡る公園のような「ふれあいばし」。ここからの景色もなかなかです。

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あと、近年有名になった「あさや」を、星野リゾートが大改装して超豪華なホテルが話題ですが、うちには関係ありませんのでスルー。

っていうか、なんだかんだ言っても鬼怒川温泉は宿泊費が高いです。


このまま駅に向かっては街歩きの面白さがありません。
温泉地といえばオヤジたちは「ストリップ」というくらい、「大人の娯楽」があるはず。


調べてみると、やはりあったそうです。旧色街が。
「花の町」と「京町」の2箇所が大きな花街だったそうで。

「京町」は先ほど渡った「くろがねばし」から奥に入った高いところの道沿いの住宅街ですが、「らしい」感じ以外はよくわかりません。

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ちなみにこういう「色街」はイメージのために、存在を消す傾向がありますが「花の町」は都内でいえば「鳩の町」のように地名が残っています。


その「花の町」は赤線地帯で、かなり盛況だったようです。
場所は鬼怒川ローウェイの駅の並びのエリア。


「京町」の上にあたります。
入り口に階段があると写真で見たので探して行くとありました。

高台に登る「わけあり」を感じる階段が。
登った先には広い道が。この道が「かつての赤線地帯・花の町」のメインストリートだったそうです。

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なぜ藪の中に突っ込んでる車って、あちこちで見かけるんでしょう?


かつての色街も今は空き地だらけの「何かがあった」ような道。
元赤線の店は、飲み屋に姿を変えて残ってたりするものですが、ここは空き地だらけ。


何軒かの廃墟が「赤線時代」を彷彿させる作りで残ってるのみ。
「こういうところがあった」と昔を想像して散歩するにはいいでしょう。

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ちなみに駅前には現代の「泡の園」があったようですが、廃業してました。

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4時間くらい歩いてやっと「鬼怒川温泉駅」に。
駅前通りもシャッター街なのは寂しい限りです。

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駅前広場には「足湯」とSL列車「大樹」用の転車台が。
新しいのでわざわざ作ったっぽいです。東武鉄道の並並ならぬ力の入れようを感じました。

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下今市方面の電車を待っていたら、ちょうど「大樹」の入れ替え作業が観れました。
ラッキーかも。

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今回は目的が廃墟旅館街と赤線跡をメインとした街歩きだったので、レジャー施設は見れませんでした。
(時間もなかったけど)


でも、他の人の記事を見ると、清里と同じように「一番荒れた場所」が正直多い感じ。
決して街全体が荒れてるわけではないんで、過大な期待はしないほうがいいかも。

鬼怒川温泉は渓谷がキレイでいいところだと個人的には思うんですが、「何度も行ってみたくなる魅力」という点では川治温泉や、湯西川温泉、「有名な秘湯」の奥鬼怒の方がありそう。

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ここまでくる間にテーマパークがあるけど、1回行ったらいいかなってとこだし。
「心霊スポット」で有名な場所もありますが、守備範囲外なので知りません。


SL列車を軸とした、新たな発展に期待しましょう。
とりあえず、宿泊費高いよ。


寄り道した「日光駅」は別の機会に。


そんな感じで「鬼怒川温泉編」おしまいです。


読んでいただきありがとうございます。