今日、1月17日は阪神淡路大震災から25年を迎えました。
兵庫県南部を震源とする、最大震度7の地震が近畿地方を襲い、6434人の方が犠牲になりました。
特に震源近くの神戸市を中心に甚大な被害を受けました。
この地震で阪神間を結ぶ鉄道全てが寸断され、地震発生時に走っていた車両は脱線などの被害がでました。
特に被害が大きかったのは、阪神電鉄の石屋川車庫が損壊し、車庫に停まっている車両や周辺に留置されている車両が横転するなどの被害を受け、41両もの車両が被災により廃車となりました。
41両の廃車が出た事で、京急電鉄から1000形を無償譲渡の話が出ていましたが、受け入れ先の港が被災していた事や、車両の長さなど色々と問題があったこともあり、阪神線を走る京急1000形は幻になりました。
大量廃車が発生したことで、残った車両で組成を行い、足らない分は緊急新造と言う事で、8000系の一部を新造。
そして新形式車両として、青銅車に5500系、赤銅車に9000系が登場しました。
先日、山陽電鉄の大石駅まで入線した8000系8523F(8502F)も被災車輛で、震災前までは8201-8001-8101+8102-8002-8202の6連で運用していましたが、石屋川車庫で被災し、比較的損傷の少なかった8102.8002と8201の3両を修復し、梅田寄りの先頭だった8201を方転させ8502に改番し、梅田側には新造された8523-8023-8123を組成され、現在も運用に入っています。
震災から25年が経過し、震災を切っ掛けに阪神梅田~山陽姫路間の直通運転が開始され、2009年3月より近鉄奈良線との直通運転も開始され、団体扱いではありますが、阪神線内に近鉄特急の車両が乗り入れる様になる等、震災前に劇的に変わりました。
阪神淡路大震災以降、各地で大きな地震が発生し、2011年3月には東日本大震災、近畿地方では2018年の6月に大阪北部地震が発生するなど、日本全国で揺れている状況で、南海トラフ地震がいつ起こるかわからないとも言われています。
改めて、防災意識を持って、生活した方が良いですね。
大きな地震や災害が起こる事なく、心穏やかに過ごせればいいのですが・・・
阪神淡路大震災で犠牲になった、6434人の方のご冥福をお祈りいたします。
合掌・・・