1月運転会~地下鉄から広がる「私鉄の輪」~ | みなかん~南千住車両管区~

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鉄道模型を中心に、ゆる~くのんびり・まったり語るブログ。
取り扱う車両は、営団地下鉄と乗り入れ先の関東私鉄たちが主成分です。

 

こんばんは、ななせです♪

 

2020年が始まって既に2週間、最近はいつになく多忙な日々が続いており

記事をなかなか更新できずにいました…

 

これからもマイペース全開で行きますが、本年もお付き合いいただけると幸いです。

 

 

さて、新年最初の記事は運転会に関する話題をお送りしたいと思います。

 

11月に母校の文化祭で部活の同期や後輩くんたちに会い、久々に模型運転会をしようという事で

先週末に「所沢市電気鉄道」へ行ってきました。

 

お互いの地元からは遠いものの、3人以上で料金/路線格差の無いレンタルレイアウトというのは

なかなか無いため、この度初めて訪れてみた次第です。

 

 

 

最近、周囲では地下鉄の車両が増殖しているという事もあり、

今回は地下鉄メインな運転会になりました。

 

後ほど出てきますが、このレイアウトは駅を中心とした都会的な情景があるものの

写真のようにどちらかというとローカル線寄りになっています。

 

まずは当区のヤードで営団の「0シリーズ」で集合写真。

 

88年の同期である02・03・05系、05系の車体がベースな9000系と

営団最後の新形式である08系です。

 

 

 

私は5番線を選んだので、4番線を走行する後輩くんとペアになりました。

*08系行先ステッカーの件は大変お世話になりました

 

運転会の序盤は、彼の地元に馴染み深い東京5号線―もとい東西線の車両たちがメイン。

 

後輩くんは他にも総武線の209系なども走らせていたので、

私もミツK-8編成を持って行けばよかったな…と。

地下鉄乗り入れ車は7編成―いや103系の話ですけど何か?

 

 

 

今度は同期の友人たちが下で東急ワールドを繰り広げていたので

当区からは半蔵門線08系で絡みます。

 

文化祭の時にも走らせてみたものの、平坦線では何の問題も無く走れるのに

坂を登ると何故か空転してしまいます…

 

モーター自体は特に異常無いように見えることから、T車の転がり抵抗でしょうね。

 

また、写真右奥には別の友人が走らせているキロ59系が横切ります。

 

 

 

半蔵門線の車両たちをメインに4区集合です。

 

友人が持ってきた8000系―去年発売された改良品であり、

従来は6000系の金型使い回しだった側面の違和感が無くなっています。

 

早く営団仕様でも発売して欲しいですね。

 

一方で、当区の08系の奥には後輩くんの日比谷線13000系。

中線の数が1本多いですけど、東武イセサキーライン伊勢崎線の春日部駅を彷彿とさせます。

 

 

 

今度は友人後輩くんと当区での3区合同で、

「大手町駅に乗り入れる路線」が集合します。

*地下鉄6号線は後ほど…

 

イマドキの営団車といえば、アルミ車体でお馴染み…のハズ。

 

なのに鋼製車である丸ノ内線500形やSUS製の東西線5000系など、

我々で車両を集めるとテーマに沿っていながらも統一感が無いのはご愛嬌です。

一番空気を読まないのは私ですが

 

 

 

友人の銀座・丸ノ内線車両にもスポットライトを当てていきます。

 

ホームで別の路線どうし顔を合わせ、赤坂見附駅っぽく。

そういえば半蔵門線の車両もいたので、01系と08系で表参道駅にしてもよかったですね。

 

「0シリーズ」の先駆けである01系は1983年製であり、

88年組の02・03・05系より5年も先輩です。

 

銀座・丸ノ内線は鋼製車が主流だった中で、アルミシルバー輝く01系は

さぞ新しく映ったでしょうね。

 

 

 

友人の線路を借りて、小田急3100形(NSE)の隣に千代田線6000系を置きました。

 

新年初の運転会ということで、NSEのヘッドマークが「初詣号」になっています。

 

今回はキャパシティの関係で当区の3000形(SE)は持って来れなかったものの、

友人のNSE/LSEと合わせて流線形ロマンスカーが3代並びますね。

 

 

 

山間の線路を蛇行して走る友人のSL列車。

ユニオン・パシフィック鉄道(アメリカ)の「エクスカージョン・トレイン」です。

 

以前見かけたのはこれまた前回の同期運転会(該当記事なし)ですから、およそ1年ぶりの再会でしょうか?

 

アメリカの鉄道全盛期だった1950年代に活躍していた客車を改造して

現在はイベント列車に使用しています。

 

牽引する機関車は、同鉄道の800形。

4-8-4の軸配置であることから、FEF型とも呼ばれています。

*Four-Eight-Four

 

こちらの機関車は#844号機であり、これまで一度も車籍を失うことなく

今も現役で走っています。

 

 

 

友人のヤードに当区の真っ赤な02系がお邪魔します。

中野検車区でのイベントみたいな感じで銀座/丸ノ内線の車両がそろい踏み。

 

営団の0シリーズと言えば、あの独特な音の出る高周波チョッパでお馴染みですね。

ただ、どういう訳か模型に関して言えば、VVVF搭載の中期~後期編成が多いという不思議…

 

こちらの写真では01系が唯一のchop車であり、一番奥のサインウェーブ仕様の第16編成は

改修工事でVVVF化した元chop車でした。

 

 

 

年末に入線したばかりの真っ赤な02系―営団民営化直前に走っていた

「丸ノ内線開通50周年記念号」です。

 

山間の路線を走るのは少々ミスマッチな部分も否めないものの、真っ赤な車体は

短編成でありながらも目を引く存在でした。

 

そういえば丸ノ内線と言えば6両編成ですが、何だかこの編成少し長いような…?

 

 

 

よく見ると、編成の中に元ネタ車である300形が挟まっています。

 

開業50周年に際して、地下鉄博物館から搬出してわずか1年で中野検車区に里帰りして

ラッピング編成に組み込まれました(大嘘

*しかも保存車301号車や模型の305号車って小石川検車区所属じゃなかったっけ?

 

流石「公式が作ったウソ電(友人談)」という事もあり、しばらく7両で走らせていても

そこそこの間は誤魔化せた…かな?

 

 

 

当区の02系と妻面の答え合わせ。

妻面まで赤一色だったため、実車に即して貫通扉まわりを銀色に塗装しました。

 

基準にしたのは友人の02系と当区の6000系(いずれもKATO製)で、様々な方の協力のもと

何とかタイプ要素を修正することができました。

 

通常塗装の02系と比べ、つや消しを吹いているためか光沢感がやや抑えられているものの

こうして遠目で見る分にはそれほど違和感が無いかと思います。

←技術力お察しな人が使う言い訳ランキング1位の常套句ですね

 

 

 

当レイアウトはメンテナンスの関係などで架線柱が一切ありません。

 

なのでローカルな雰囲気とも相まって気動車などを持ち込むと

いい味が出るのかなと思います。

 

こちらは友人のキロ59系「リゾートサルーン・フェスタ」とキロ29/59系「秋田お座敷」です。

 

どちらもキハ58/28系を改造した団体列車用の車両であり、模型を始めた頃から

コツコツと集めている彼のJTシリーズを見るのは久々でした。

 

 

 

今度は友人の01・02系を当区のヤードに拉致陸送してきました。

01・02・03・05系の並び―1989年に受賞した「グローリア賞」が思い浮かびます。

 

ちなみにグローリア賞は車両に対してではなく、事業者に対して贈られる賞。

とはいえ、受賞のきっかけとなった車両ですから、営団ではヘッドマークを付けて走っていたことがあります。

 

 

 

せっかく01系を借りているという事で、こちらも受賞シリーズ。

01系と6000系―ローレル賞受賞車ですね。

*6000系:第12回(1972)/01系:第25回(1985)

 

省エネ車の幕開けである6000系や、新技術をふんだんに取り込んだ0シリーズの先駆けである01系。

 

「地下鉄」という特殊な環境で走るために、走行機器類の技術革新はもちろんのこと

未来志向で斬新なデザインであることからも、今でもその新しさが風化することはありません。

 

 

 

さて、他の友人達のヤード訪問も行ってまいりましょう。

 

ヤードを眺めると、485系・103系・「北斗星」といった国鉄/JRジャンル。

 

当区でも一時期こんな感じで運転会を完走していた時期もありましたから、

こうして見ていると懐かしいですね。

 

そういえば、103系を並べていると店主の方がやってきて浦和電車区での昔話や

非冷房時代の103系の写真をくれたりと、何だか盛り上がっていました。

 

私は今回、国鉄/JRネタは一切持って行かなかったのですが、

ちょっと会話に混ざってみたかったな…と。

 

 

 

さて、こちらの友人ヤードでは、地下鉄/私鉄がバランスよく配備されています。

彼は元より私鉄寄りでありながら、私とは違い様々なジャンル・年代をカバーしています。

 

私も彼が東急8500系を入線したとのことで、TOQ-BOX仕様な8634Fを入線しようと思っていたところ

写真を見ると何故かこの仕様だけ前面帯が少し太い感じがして、導入に踏み込めません…。

 

GMの東急8500系はタイプ編成が多く、そんな中でも8634Fはタイプ要素があまりないことから

気にかけていただけに残念です。

 

 

 

再び後輩くんのヤードへ。

地下鉄車両をずらりと並べてくれました。

 

13000系や05系13次車といった営団時代を知らないイマドキの車両も―彼は東京メトロ仕様である方が好きなので、

当区と被る車両も居ながらそのポリシーは正反対です。

←お前も見習え

 

ちなみにここにいる07系と05系(第24編成)はもともと当区の車両でした。

*私だって昔からひねくれていた訳ではありません

 

譲渡してからそこそこ経ちますが、こうして元気に走っている姿を見ると安心しますね。

 

 

 

一方、当区サイドでは日比谷線03系や南北線9000系を出庫させ

東横ワールドを繰り広げています。

 

両者のオトモにはシャボン玉装飾の東急9013Fと、

(後輩くんの線路を借りて)今回初走行の8590系8692Fです。

 

本当は4+4連の東急1000系も持って行きたかったのですが、入線記事が書けないほど

整備に必要なパーツが手に入らないため、デビューはもう少し先になりそうです…

 

社紋や団章、列番や種別に目を瞑ればMM21線開業後でも何とか通用するので

今後も登場の機会が増えていくでしょう。

どんだけ目を瞑る要素があるんだよ

 

 

 

同期くんたちと3区合同で東横ワールド+αが拡大していきます。

 

下に並ぶ車両たちはどれもイマドキの車両たちばかり。

当区の車両たちが「ひと昔前」と一気に存在が霞みますね…

 

私の友人界隈では、東急を中心としたテーマで運転会はしやすいものの

写真の通り基本的には5社直通後の車両たちです。

 

それに対して当区は桜木町廃止前(東横特急はギリギリOK)というひねくれポリシーのせいで

いつも浮いてしまうのはお馴染みの光景です。

 

 

 

友人の線路を借りて、当区の9000系と並ぶ副都心線10000系と三田線6300系。

 

東急東横線は路線の長さこそそれほどではないものの、目黒線との並走区間では

最大で4つの地下鉄が乗り入れる何ともカオスな路線。

しかも地下鉄だけでなく、他の私鉄も乗り入れてきますからね…

 

路線の違う3つの地下鉄車両が並ぶ中、写真の奥では仲間外れにされてしまった

日比谷線の車両が悔しそうにしています。

 

 

 

トンネルをくぐる東急9013F。

 

こんな感じで小高い丘を貫くトンネルと言えば…反町駅を出てすぐにある

「高島山トンネル」が思い浮かびました。

*「山」を忘れずに付けないと、JR湖西線のトンネルになってしまいますよ

 

現在は旧線跡地を「東横フラワー緑道」として整備しており、本トンネルはもちろんのこと

反町駅より少し手前にあった新太田町駅(1946年廃止)の記念碑があるのでいつかは行ってみたいなと思います。

 

 

 

 

これまた「駅シリーズ」で集合写真。

1枚目は九段下駅、2枚目は大手町駅(完全版)です。

 

中には「こんな組み合わせセルフで出来るわw」と鼻で笑う人もいますが、

やはり「みんなで作り上げる」のが運転会の醍醐味だと思います。

 

 

ということで、以上が新年最初の運転会記事でした。

 

お互いの地元から遠いという点を除けば、3人以上でも同じ価格・似たような線形であり

店主もとても気さくな方だったので今後も利用してみたいなと思いました。

 

特に私の友人界隈では、最近東武の波が来ている事もあり

ここでの情景にうまくマッチする気がします。

 

 

運転会後は西武線を乗り潰ししながら落合の総本山へ。

そこで途中離脱した友人と再び合流して近くのファミレスで夕食会。

 

その際、今度は「ななせを国鉄沼に引き込む同盟」らしきものが結成され(?)、

当区のアイデンティティが再び崩壊してしまいそうな危機感を覚えました…。

 

それでは今回はこの辺で。

ご観覧ありがとうございました♪