先日、静岡鉄道のA3000形をアップしましたが、そのA3000形導入で追われる立場になるのが1000形電車。東急製のステンレス車両ですね。で、なんと1000形電車が導入される前の静岡鉄道では自社工場で車輛を製造までしていた・・地鉄ではなかなか無い存在でもありました。
今回はさらに歴史をさかのぼり、1000形導入前は100形、300形の車両たちが活躍していた昭和48年、50年の頃からです。なかなか貴重な画像ですが、その車輛たちはその後福井鉄道、熊本電鉄に譲渡され、第2の人生を過ごしたそうな・・。
地方鉄道生まれで転戦した例も全国的にも珍しいでしょうね。因みに福井鉄道では市電路線に大型の電車が走るようになった車両でもあります。そんな画像の数々をお馴染みのレイルサロンC60さん撮影分から。
レイルサロンC60さん
久しぶりに静岡鉄道を拝見しました。静岡市に拠点を持つ静岡鉄道と浜松市に拠点を持つ遠州鉄道。共に地方鉄道ですが、規模的には大手には全くかなわないとも自社発注や自社製造していた車両たちが活躍とは凄いですね。(笑)
で、今回は静岡鉄道にてそろそろ他社製造である1000形電車が入線する前に訪問した頃からです。同社の長沼工場には湘南顔の車両も何両かいましたが、もう使用は無いようでした。その頃活躍していたのは正面3枚窓の100形や300形の車両たち。
よく見ると電動車2両の編成があり、パンタが両端や中間にあったりでバラバラでありました。余談ですが、1000形導入後は中には熊本電鉄に譲渡され彼の地で再会した車両もいました。湘南顔やその他渋い車両は解体されたのでしょうね。撮影は昭和48年と50年でした。
車両もそうですが、画像を拝見しますと当時既に複線で架線柱は木製ながら足元はPC枕木であったような。車両、設備に関しても大手私鉄に負けずのようですね。塗装仕様は何種類かあったようですが、金太郎塗りは歴史を感じさせます。
また正面低運転台3枚窓も可愛らしく今は無いデザインでしょうか?オデコには行先表示と腰に「急行」のサボ。乗客にとっては解りやすい表示だったかも。それではその貴重な画像からです。
新静岡にて。
長沼工場にて。
桜橋にて。
草薙にて。 ※撮影は全てレイルサロンC60さんです。