阪九フェリーでは、今年春に新造船「せっつ」を神戸〜新門司航路に就航させることを既に発表していますが、この度「せっつ」の就航日が2020年3月10日(火)とすることとし、併せて予約を開始したことを発表しました。
2020年3月10日就航予定の新造船『せっつ』のご予約について – 新造船就航!九州と大阪・神戸を結ぶ、快適クルージングの阪九フェリー

加えて、「新造船キャンペーン」として、Web上のアンケート回答者から抽選で30名に、2020年就航新造船の乗船券が当たるキャンペーンを開始しています。
新造船キャンペーンスタート – 新造船就航!九州と大阪・神戸を結ぶ、快適クルージングの阪九フェリー

一方、同じく神戸〜新門司航路に就航する新造船の第2船について、その名称を「やまと」と名称した旨も、併せて発表されました。
新門司〜神戸航路へ新造船『やまと』の命名・進水式が執り行われました – 新造船就航!九州と大阪・神戸を結ぶ、快適クルージングの阪九フェリー
(上記発表資料によると、「やまと」は2020年6月の就航予定)
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▲阪九フェリー新造船「やまと」命名・進水式の様子
(上記発表資料(https://newship-han9f.com/news/200110/)より引用)


いずれも詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


2020年春に就航予定となっていた、阪九フェリーの新造船「せっつ」。
その就航日が3月10日(火)に決定し、既に予約も開始されています。
また、抽選で乗船券が当選するという、これまた運が良ければ新造船を無料で体験できるキャンペーンが実施されることも発表されており、当選すればラッカーなだけに、早速応募してみようと思います。

加えて、今回の発表では、「せっつ」とペアを組む第2船が「やまと」と命名されました。
「やまと」という名称ですが、現在同名の船が就航していますので、恐らくこの現「やまと」との置き換えになるものと思われます。


「せっつ」という名称は、かつて1995年12月に就航した「フェリーせっつ」で採用されましたが、この際ペアとなる第2船には「フェリーすおう」という名称が付けられていました。
今回の「せっつ」に関しても、この流れでいくと「すおう」とう名称が付けられるものと思いきや、現有船の「やまと」の名称が継承されることとなり、意外な感じがしました。

最近の阪九フェリーの命名例から考えると、「フェリーせっつ」(旧国名「摂津」)「フェリーすおう」(旧国名「周防」)、「やまと」(旧国名「大和」)「つくし」(福岡県の地域名「筑紫」等)、「いずみ」(旧国名「和泉」)「ひびき」(山口県・福岡県沿岸に広がる「響灘」)と、関西側・九州側にゆかりのある名称を1隻ずつ付けるのが自然な流れと思いきや、「せっつ」「やまと」といずれも関西側の旧国名が付けられるとなると、今回の「やまと」の命名に若干のアンランスが感じられます。
それに対する答えが、昨年11月の「輸送経済新聞」という業界紙のWebサイトに、阪九フェリーの小笠原社長へのインタビューに記されていましたので、引用してみます。

来春、新型2隻が就航 来秋からは5隻体制に 輸送経済新聞社

 ――5隻体制にする。
 小笠原 代替の2隻に加え、つくしを残して5隻体制にする。貨物需要の高い新門司―泉大津航路で走らせる。SOx(硫黄酸化物)排出規制対応でスクラバー(脱硫装置)を設置するため来秋の就航となる。デイリーではなく、月・水は上り、火・木は下りで運航。トラック積載台数は162台が純増する。
 ――ダイヤは。
 小笠原 出航時間は上りで午後9時、下りで午後8時半を予定している。九州から本州へ運ぶ青果物などの輸送需要が高く、遅めに出航時間を設定してほしいという声は以前からあった。

(上記輸送経済新聞記事より引用、下線太字は管理人による)

社長インタビューによると、新造船2隻就航後も「つくし」は残存し、泉大津航路の増便(週2便)に充てることと記されています。
そうなると、平日を中心に泉大津航路の増便、しかも個人的に設定の欲しかった遅い便の増便が実現することとなり、これまた嬉しいニュースではあるだけに、正式発表を待ってみたいところであります。

ともあれ、神戸航路への新造船就航を前に、様々なニュースが発表されている阪九フェリー。
これを機会に、九州方面の旅行にこれらの新造船を利用した計画を立ててみるのはいかがでしょうか。



●関連ニュースサイト:
新造船「せっつ」神戸〜新門司航路で3月10日デビュー 予約開始 阪九フェリー | 乗りものニュース



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