ワム287336+スユニ502018 配給輸送で郡山へ | cavacho☆彡“きゃばちょこ”です。

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C57180「SLばんえつ物語」の撮影・乗車記事が多数。

 昨日予告した通り、本日は

“ネタ列車”

についてです。

 

 我が家の近くの有名撮影地には、追っかけ組もあわせて100人程の人が集まり、“ネタ列車”の通過を待ちます。

 

 その列車は

「ワム287336・有蓋貨車」

「スユニ502018・郵便荷物車・救援車代用」

です。

どちらも線路などが災害や事故で不通になった際に「救援車」として利用するため今まで「盛岡車両センター」に留置されていた車両です。この車両は岩泉線復旧の際も使われましたが、それ以外に使われることはなく、ずっと盛岡の車両センターで眠っていました。

 

 「救援車」とはWikipediaによると、

鉄道事業者が使う事業用鉄道車両の一種である。災害鉄道事故除雪現場などに出動し、枕木等の応急復旧資材や工作機械の保管・運搬、作業員の休憩所代わりに用いられる。

鉄道事故の復旧作業は発生後に復旧機材を積んだ自動車や列車で現場へ向かっていたが、これでは手間がかかること、更に国鉄時代はまだ道路網が発達しておらず、自動車利用の場合は現場への移動だけでも時間がかかることも少なくなかった。

 そこで、事故が起きてから準備をするのではなく、事故発生時に迅速な復旧作業が出来るよう、予め機材を積んだ鉄道車両を常備しておくという発想が救援車の元になっている。』

との記載があります。「スユニ502018」は本来は郵便荷物車ですが、郵便荷物車としての役目を終え、救援車として利用(代用)されたために、廃車されることがなく留置されてきました。

 

 つまり、非常時に出動する列車で、普段は留置されている車両であり、何事もなければずっと出動機会がない車両です。しかも現在では道路網が発達し、トラックなど自動車利用の方が機動性で勝るのでJRになってからは出動する機会は岩泉線復旧以外には一切ないという状態でした。

 

 昨年会津若松の扇形庫で留置されてきた「マニ502050」が郡山に配給され車籍抹消解体されましたが、今回のこの2両も同じ運命をたどるものと思われます。

 

 1、ED75758+ワム287336+スユニ502018 配8548レ 金谷川~松川。

 夕方でだいぶ暗くなりましたが、薄曇りの中、かろうじて吾妻連峰が華を添えました。

 

 2、別カメラも架線柱や橋の手摺の制約から、ほぼ同じアングルになってしまいました。

 JR東日本に唯一残っていた「ワム80000形」と「スユニ50形」

    この両車が廃車されますと、JR東日本からは形式消滅となります。特にスユニ50はJR北海道と2両しか現存しない貴重な車両でしたが、これでまた1両消える事となりました(数両の保存車は存在します)。

 

 

 ※動画です。