今回は4年前の1月9日にさよなら運転をしたJR南武線205系、24年前の1月9日にデビューした京王井の頭線1000系について紹介させていただきます。(写真は海外譲渡ヘッドマークを掲出した205系0番台ナハ39編成)

では、どうぞご覧下さい。

【JR南武線205系】
2016年1月9日に、JR南武線で205系のさよなら運転が行われました。(写真は205系1200番台)
南武線205系は、1989年3月11日から新造された編成が歴代車両のカラーリングをモチーフにした新色で登場しました。
101系(写真左)や103系(写真右)が活躍していた当時の南武線に205系は新しい風を吹き込んだ
2003年から2004年12月にかけて、103系の老朽化に伴いE231系500番台の投入による玉突きで山手線で余剰となった205系の南武線への転属が進み、2014年3月には横浜線で使用していた205系H26編成(ナハ17編成)が転属をもって投入が完了、最盛期は205系列6両編成34本が在籍してました。
2014年10月4日から、E233系8000番台(上写真)の営業運転開始に伴い、205系や209系の置き換えが始まり、205系1200番台と209系は廃車解体、205系0番台はインドネシアのPT KAI Commuter Jabodetabekへ譲渡されました。
毎週金曜日がニーハイ(新津配給)だった
海外譲渡のためJRマークを撤去して新潟県新潟市(新津)へ配給される南武線205系
南武線(川崎駅~立川駅間)用の205系のうち先頭車が0番台の編成は2015年12月6日、先頭車が1200番台の編成は2015年12月24日をもって 、それぞれ定期営業運転を終了し、1200番台の編成が2016年1月9日の臨時列車として最後の運用を行いました。
南武支線(浜川崎支線)の205系は今も現役で活躍しています。

【京王電鉄 井の頭線1000系】
1996年1月9日に、京王井の頭線1000系が営業運転を開始しました。
3扉18m車体の3000系(上写真)と同様にレインボーカラーが採用となり、前面FRP部分へ配色されました(写真は上毛電鉄へ譲渡された京王3000系)
全色揃った1000系(写真は京王電鉄クリアファイルから)
1000系は井の頭線3000系以来、34年ぶりの新型車両で、井の頭線用としては初めて4扉の20m車体やVVVFインバータ制御、LED式旅客案内表示機、ドアチャイムなど採用しました。
京王帝都電鉄としては最後の新型車両で、京王電鉄へ社名変更された後も投入が続き、5両編成29本の合計145両が製造されました。
1000系初期「ブルーグリーン」
1000系初期「アイボリーホワイト」
1000系後期「サーモンピンク」
1000系後期「ライトグリーン」
1000系後期「バイオレット」
1000系後期「オレンジベージュ」
1000系初期「ライトブルー」
2011年11月には3000系を置き換え、井の頭線は20m車に統一された
2012年10月3日からは、1729編成へ井の頭線のイメージカラーであるレインボーカラーのラインと沿線の名所や魅力(ハチ公、井の頭公園、神田川、あじさい、さくら)を表現したステッカーを貼付した特別ラッピング車両として運行を開始
初期車からリニューアル工事を進め、モケットや化粧板のデザインなどが交換された(上写真はリニューアル後の車内)
リニューアル前の車内
通勤で井の頭線を利用していた頃は、扉数が多く長い車体の1000系が来ると心の中でラッキーと思ったものです。
レインボーカラーを受け継いだ1000系には長く活躍して欲しいと思います。
1月9日はこんな出来事がありました。

今日も皆様にとって素敵な1日になりますようにキラキラ

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました!

鉄道コム