岐阜県唯一の新幹線駅、岐阜羽島駅。
余程の用事がない限り降りることがないので、無理矢理行程に組み込みました。
筆者は12号車だったのですが、ホーム先端を目指して歩いていると16号車に差し掛かった辺りで後続ののぞみが通過。
日中でもとんでもない過密ダイヤで走っているんですね。
西の関ヶ原が豪雪地帯のため岐阜羽島は列車を留置できるよう規模が大きくなっています。
駅前に出ました。通過列車でしか見たことのない街だったので新鮮でしたね。
そして岐阜羽島名物?の大野伴睦夫妻の銅像と対面。
大野伴睦は岐阜県出身の有力政治家で、岐阜羽島駅設置に大きく関わった人物です。
今では秘境ギリギリとも言える新幹線駅もありますが、やはりここは日本の大動脈東海道新幹線。
世間一般、特に東京オリンピックや東海道新幹線の開業に象徴される高度経済成長を見届けた世代にとっては
「岐阜の辺鄙な田舎に政治家が無理矢理造らせた駅」というイメージが拭い切れていません。
しかし前述のように岐阜羽島駅の使命は岐阜市へのアクセスではなく豪雪時の対応であり、「辺鄙」なのは仕方ありません。
駅前に銅像があるのもまた「地元有力者の権力誇示」と誤解せれがちです。
大野氏は新幹線開業直前に亡くなっており、銅像は支持者が建てたものです。
政治家として美味しい思いはたくさんしたのでしょうけれども、死後の言われようを知ったら大野氏は悲しむことでしょう。
岐阜羽島駅を眺める夫妻の姿が少々寂しげに映りました。
また新幹線に乗るのは高額なので、新幹線駅に併設されている新羽島駅から名鉄で岐阜まで行きます。
新羽島駅に限っては名鉄を1日で制覇した時に降りたことがありました。
岐阜へ行くならば名古屋で降りた方が断然便利なのは有名な話です。
30分以上かけて名鉄岐阜駅に着き、徒歩でJR岐阜へ。運賃は¥440。
岐阜県は間もなく始まる大河ドラマ「麒麟がくる」の主要な舞台です。
大野伴睦夫妻の岐阜羽島に対し、こちらは金ピカの織田信長公。
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