撮影:にょほほ電鉄様
仙台市営地下鉄南北線は、1987年の開業以来使用している1000系の代替用として、新型車両を導入することを地元の河北新報社を通じて明らかにしました。
車体はこれまでの塗装車両とは異なり、東西線と同様にステンレス・もしくはアルミ合金のボディで無地にする予定とのこと。導入年次は2024年度からで、2030年度までの7年をかけて22編成全てを置き換える予定です。
仙台市地下鉄南北線の新型車両が、2024年度にデビューする見通しとなった。市交通局が新型車両の仕様を固め、近く入札を実施、19年度内にメーカーに発注する。外装のデザインは「無塗装」を基本とし、オフホワイトで全面塗装した現行車両と大きく印象が変わる。1編成(4両)を追加し、全22編成を30年度まで7年間かけて順次、置き換える(中略)
具体的なデザインは受注メーカーが検討し、21年度ごろに決める見通しだが、市交通局は東西線の車両を検討した際と同様、ワークショップを開催するなど、市民のアイデアを反映させる仕組みを設ける。現行車両のデザインは10案の中から市民投票で決定した(中略)
市交通局車両課の担当者は「これまでの南北線らしさを失わず、東西線を超える優れた性能の新型車両を目指したい」と意気込む
出典:河北新報「新車両は無塗装 仙台市地下鉄南北線に24年度登場」
【1月10日追記】また、今回の新型車両の形式名称は「3000系」であることが入札情報から判明しました。(情報提供:Noriyuki様)
「地下鉄南北線3000系車体製造 22編成分製造」などの仕様書から明らかとなっています。
出典:仙台市交通局「契約・入札」https://www.kotsu.city.sendai.jp/business/keiyaku/hacchu/h31/buppin_r020107_top.html
仕様
製造:22編成
車体:耐食アルミニウム合金、もしくはステンレス製シングルスキン
主回路制御装置:VVVFインバータ
仙台市営地下鉄の現在
撮影:仙台撮り鉄様(元動画はこちら)
撮影:y_tetsuoto様
鉄道車両の耐用年数は概ね40年程度で、初期導入編成であるプロトタイプ車は1985年導入。
量産編成も87年には何本か投入されており、おおむね2025~27年に40年を迎えることとなります。