今回は2年前にデビューした「B.B.BASE」についてご紹介させていただきます。
2018年1月6日に、南武線209系ナハ53編成を改造した「B.B.BASE」が営業運転を開始しました。
B.B.BASEは「BOSO BICYCLE BASE」(房総バイシクルベース)の略称で、東京(両国駅)と千葉各所を往復するJR東日本のサイクリスト専用列車です。
両国駅
両国駅3番線B.B.BASE専用ホームから発車
両国駅西口には利用者専用の手荷物預かり所もあります
両国駅前にはB.B.BASE専用改札口への案内が歩道に貼り付けられている
江戸東京博物館の横を進むとB.B.BASE専用ホーム入口です
B.B.BASEの最大の売りが、自転車を解体せず、そのまま車内のサイクルラックへ搭載できる点ですが、前・後輪の泥除け、後輪を囲うスタンド、ブロックパターンのタイヤ、3つ以上のタイヤを装着した自転車は搭載できない等の難点が・・・ママチャリしか所有してる私には無縁と言いたい所ですが
予約制のレンタサイクルのサービスもあります。クロスバイク(2,000円 / 1日※レンタルヘルメット・保険込)、ロードバイク(3,000円 / 1日※レンタルヘルメット・保険込)
そんなB.B.BASEは、1994年7月19日にJR京浜東北線ウラ24編成として製造された車両で、2009年7月からJR南武線209系ナハ53編成として活躍しました。
2017年2月9日に南武線での運用を終了
2017年2月10日には茅ヶ崎運輸区へ疎開
2017年4月12日付で中原電車区から幕張車両センターに転属し、ナハ53編成からJ1編成に変更された
2017年6月から改造工事が行われ、同年9月28日に竣工、改造に伴う番台区分等の変更はなく、車両番号も南武線時代のままとなりました。
実際の改造作業はJR東日本テクノロジーが担当、サイクリング用自転車はタイヤが多種に及ぶため、自転車固定ラックの幅などは自転車メーカーと協議の上、ボックスシート背面に縦型のラックを設置する事になり、編成全体での座席数と自転車搭載台数は99ずつとなっています。(※写真はWikipediaから抜粋)
週替わりで両国駅から各コース列車が運行されるB.B.BASEは、びゅうプラザ窓口・えきねっとで予約でき、コース料金は下記の通りになっています。

内房コース料金:大人1名8,500円、子供1名5,700円

外房コース料金:大人1名8,400円、子供1名5,800円

佐原コース料金:大人1名6,500円、子供1名4,200円

銚子コース料金:大人1名7,100円、子供1名4,500円
1,000円分のクーポンが付いてくるし、サポーターによるレクチャーもあるので、ロードバイクなどの初心者には特に良いかもしれませんね。

時間と経済的に余裕が出来たら乗ってみたいなと思います。

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました!

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