その昔、終夜、走り続けるローカル列車がありました。大晦日の終夜運転のようにね。 | 湘南陽光電しゃ館 鉄道館

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大晦日になってしまいました~。歳を重ねるにつれ、一年という時の経つのが、信じられないほど加速していきます。

子供のころは、自分の周りのこと、すべてに興味が沸き、すべての体験が即、自身の経験として蓄積されていくため、時間の流れるのが遅いそうですが、年齢を重ねるにつれ、新たな興味や体験が無くなり、無反応に時間を過ごすことが多くなって、時間の流れが速くなるそうです。

来年は三度目の前厄の年です。そして、再来年の本厄で還暦を迎えて、また、新しく0歳から人生を始めるわけです。

大晦日から元旦元日にかけても0時を境にして、旧年と新年が一瞬にして入れ替わります。365日たって、太陽に対して地球はまた元の位置に戻ってくるその一瞬に、人々は歓喜する。

人間がいかに時間にとらわれた生物であるかを表す、良い例ではないでしょうかかね。

 

1980年代撮影 東海道本線沼津駅 153系、347M

世の中がまだ経済成長期にあったころの名残をとどめていた80年代、夜行列車と言うジャンルの列車は、優等列車のみならず普通列車まで押しなべて、メジャーな存在でした。

それが平成から令和とうつろうにつれ、終夜列車が運転されるのは、特別なものを除き、大みそかから元旦にかけての限られた一時だけになってしまいました。

都市間の移動が交通手段の進歩、鉄道では新幹線の拡充で、24時間以内で充分に可能になったせいでしょうが、世知辛くなったというか、忙しなくなったというか・・・。ロマンの無いものになってしまって、もう何年が経ったでしょうか。

302Mという列車番号が出ていますが、これは347Mに変身する前の上り列車、急行「東海2号」の列番です。国鉄末期の頃はこういう手抜きが良く見られましたよね。

撮影場所は深夜の沼津駅。夜行列車が普通に運転され、ドア扱いのある停車駅ですから、24時間、駅も開いておりました。