画像の通り、今回は手書き補充券の旅です。
 
JR北海道・石北本線の遠軽の1つ手前にある瀬戸瀬駅と、南は南、JR九州の日南線終着駅・志布志駅は、上下左右どちらから読んでも同じ読み方、つまり回文になるって事。漢字だと『山本山』の海苔みたいですね(このネタわかる人って40代以上かな…)。
 
 
 
その両者を結ぶ片道乗車券をオーダーメイドし、北から南まで壮大な(?)乗り鉄を思いたったのが昨春の事。というのも、瀬戸瀬のほうは他の石北線4駅(北日ノ出、将軍山、東雲、生野)と共にJR北海道が廃止を検討している事が判明し、そうなってしまえば両者を結ぶ旅ができなくなってしまうと思ったからです。
片や志布志も、JR九州では特に閑散路線である日南線の末端に位置する事から、最悪の場合日本の鉄道路線から回文になる駅名が消えてしまう可能性も孕んでいるのです。
 
流石に今年と来年の3月ダイヤ改正では瀬戸瀬はじめ石北線の駅廃止の発表はありませんでしたが、2016年の1日平均乗車人員は1.4人と、日常的に利用する客がほぼいない状況ではいつ廃止になるかわかりません。
 
 
 
そんなワケで、1年半以上も暖めていたこの企画、年末年始休暇の間ついに実行する事となりました。当初は、新時代の幕開けとなる2020年元旦に出発する予定でしたが、大晦日から元旦に掛けて北日本の天候が大荒れになるという予報で、実際に列車の遅延や運休が発生すればスタート地点の瀬戸瀬まで辿り着けない事も考えられるので、画像にもある通り使用開始日を変更して、初日を穏やかな天候である本日12月30日にしたワケです。
 
瀬戸瀬からはキハ40の4622Dでスタートし、旭川を経て白石まで向かい、そこで一旦打ち切って学園都市線沿線の自宅へ戻り、年越しの後元旦から千歳・室蘭線経由で旅を再開します。流石に道南方面は運休の心配はないと思うので…。
 
 
 
とりあえず今回は旅の概要を紹介しましたが、詳細な行程は追って紹介したいと思います。私の事なので遅筆(?)になってしまうのは必至ではありますが、気長にお付き合い頂ければ…と思います。