今年もあとわずか。
2010年代最後のコミケで大いに盛り上がっているでしょう。
(オリンピック終って落ち着いた頃に行こうか…)
さて、先日京王れーるランドに行ってきたので、その様子を紹介。
ちなみに約5年ぶりの訪問となります。
ということでやってきたのは多摩センター駅。
京王・小田急・多摩モノレールの3路線が乗り入れる多摩市の中心駅です。
しかし今回は京王ではなく、多摩モノレールに乗車。
モノレールに揺られてやってきたのは多摩動物公園駅。
入り口は多摩動物公園駅と一体となっています。
この日は時間の都合上夕方に訪問しましたが、それでもたくさんのちびっこ達が楽しそうに遊んでいました。
さっそく入場。
長いこと来ていなかったので、新しい展示物が加わっていました。
こちらが新しい展示物として加わった新5000系の運転台。
ちなみに作者は京王に乗る機会が滅多にないため、実物はほとんど見たことがありません。
よくある記念撮影用のモックアップ…かと思いきや、
実は本物だった…。
どうやら必要な時にここから持ち出して使っちゃうそうです(意味深)
必要な時って…?あっ…(察し)
こちらは車掌体験用として使われている、京王6000系のカットモデル。
このクハ6772号車は、京王6000系の中で最後まで残った編成の先頭車で、晩年は動物園線を往復する毎日でした。
一方反対側の先頭車、クハ6722号車は運転シミュレーターとして使われています。
電車だけではなく、バスも展示されています。(もちろん本物)
ナンバープレートをよく見ると、Merry Christmasの文字が…!
遊び心満載ですね~
本館を出て次は、去年オープンしたという新館へ。
新館には、京王線で役目を終えた車両の運転台が展示されています。
左は7000系のクハ7706号車。
2017年、新5000系導入に伴い置き換えられた車両です。
右は8000系8809号車。
8000系自体は全車現役ですが、中間に連結されている先頭車が中間車に改造された際、不要になったものをここに移設したそうです。
運転台にも潜入。
こちらはクハ7706号車。
ワンハンドル式のシンプルな造りとなっています。
こちらはクハ8809号車の運転台。
説明書きを見ると、登場してから実際に使われたのはわずか16年で、それ以降は使われることが無かったそうです。
速度計表示がデジタルになっているのも、当時の最先端だったのでしょうか。
ここからは車両展示場へ。
京王220系2410号車。
もともとは京王電気軌道400形として1940年に登場。1963年に220系に改称され、晩年は動物園線や競馬場線で走っていたそうです。
廃車後は多摩動物公園駅で展示された後、京王資料館*4に移設。その後京王れーるランドに移設されて現在に至ります。
車内はこんな感じ。
板張りの床がどこか懐かしい。
京王2010系クハ2015号車。
2010系自体は1957年に登場し1984年までに全車引退。
1985年に一部の車両が愛媛県の伊予鉄道に譲渡、さらにその車両のうち4両が千葉県の銚子電鉄に譲渡され、今でも活躍しています。
車内はこんな感じ。
雰囲気的には今でも走ってそうな感じがしますね~
京王5000系クハ5723号車。
1963年に新宿と八王子を結ぶ特急の運転開始に合わせ登場。その斬新なスタイルは京王の新時代を象徴させるものだったそうです。
1996年に惜しまれつつも京王線から引退しましたが、全長が18メートルであることから多くの中小私鉄に譲渡され、今でも活躍しています。
車内は図書館として使われているようで、鉄道に関する本がいくつかありました。
ここまで紹介した3両は、かつて京王資料館という京王の資料保存施設で保存されていた物。*5
通常は非公開のため、あまりお目にかかる機会はありませんでしたが、
京王れーるランドの拡張により一般公開がなされるようになりました。
京王3000系クハ3719号車。
京王3000系は1962年に登場し2011年に引退。
かつて井の頭線を支えていた車両です。
京王6000系クハ6438号車。
京王線と都営地下鉄新宿線との相互乗り入れのために1972年に登場。
老朽化のため惜しまれつつも2011年までに引退しました。
ちなみに、一部の車両が事業用車デワ600形に改造されましたが、こちらの車両も2016年までに引退しました。
あたりもすっかり暗くなったので撤収。
八王子方面に用事があったので、京王線の高幡不動経由で八王子へ向かいます。
こちらの7000系は動物園線専属車両ということで、ピンク色の可愛らしいラッピングがなされています。
ちなみにこの車両、定期検査を終えて出場したばかり。
床下が綺麗になっていましたね~。*6