惜別 名鉄5700・5300系
12月23日、名鉄からまたパノラマカーの系譜を持つ車両が消えました。
2扉転換クロスシートに連続窓、パノラマカーほどではありませんが前面展望を持つ先頭車、そしてデジタル速度計装備
乗り鉄としては非常に乗る楽しみのある車両でした。
幼い頃から名鉄電車に乗り祖父母の家へ、社会人になり通勤に名鉄電車を使い出勤。
名鉄電車は数えきれないほど乗ってきましたが、その中でも一番好きな車両だったかもしれません。
そんな5700系列は見かけると写真に収めることが多かったので一部を載せていきたいと思います。
急行岐阜行き
急行での運用が本来の5700系列のあるべき姿のように感じます。
特急河和行き
晩年は全車一般車の特急での運用もありました。
そしてこの全車一般車での運用を見ていると河和・知多新線の衰退を感じてしまいます。
まだ幼い頃、90年代半ば頃は河和・知多新線がメインで常滑線は脇役のようなイメージでした。常滑線を使い祖父母の家に遊びに行っていたので河和・知多新線がうらやましかった記憶があります。
時は流れ、セントレアの開業や観光産業の衰退により今では立場が逆転し、パノラマスーパーを使った特急も土日のみに。
しかし5700系列を使った特急は十分な設備を持っていたと思います。
最初に優等列車の紹介をしましたが一番なじみがあるのは普通列車での運用です。
社会人になり通勤時にも何度も利用していました。
6000系列の狭いクロスシートではなく5700系列の快適な転換クロスシートに座れた時は特をした気分になりました。
最後に5700系列の並びを
聚楽園では快速急行と普通列車の緩急接続の際に5700系列が並ぶ時間帯がありました。
人も多く撮影はこれが精いっぱいですが5700系列の並びという意味で掲載しました。
5700系列の代わりに登場した9500系はデザインが好きなので見かけたら撮影をしたいと思います。
しかし仕方ないこととはいえ名鉄伝統の展望車が消え、ロングシートばかりになり乗り鉄としては面白みに欠けるようになってきてしまいました。
せめて特急車では転換クロスシートや展望車が残ってほしいところです。