先回の続きで、羽衣線のクモハ123-5の増結専用車としてのクハ103-194への改造です。

 

前回の加工で移植する前面板が形になりましたので、テープでボディに仮止めしています。(前回の最後)

 

前面板での残作業を先に片付けることにします。

移植したヘッドライト周りの隙間をパテで埋めました。パテが乾燥したところで、はみ出した余分のパテと、冷房化により撤去された通風口(カプラーの上方)の枠を、先端が極細のデザインナイフで削り取りました。

 

次に、前面窓ガラスが固定できるように加工しようと前面板を再度ボディにキッチリ仮止めしたところ、思わぬ事態が待ち受けていました。

なんと、屋根板前部が僅か(0.2mm位)ですが浮き上がっています。何処に原因があるのでしょうか?

 

前面板の肩部分が、屋根板前部に当って押し上げているように見えます。

 

正面から見ると、両肩部分よりも中央部分(ヘッドライトの上部)の方が浮き上がり方が目立っています。

 

移植したヘッドライト部分が、屋根板に当って押し上げている方が両肩部分よりも支配的なようです。

 

加工に使用したクハ103と並べてみました。加工中の車両(中央)は屋根板が目立ちますが、未加工品(左と右)では正面から屋根板は当然見えません。未加工品の前面板と屋根板の接する部分の形状を良く見ると、低窓一般形(左)と高窓新形(右)では少し異なって見えます。

 

上方から見てみると、前面板と屋根板の突合せ形状が異なっているのが明確でした。

 

側面から拡大して見てみると、低窓一般形(左)では正面が平板形状、高窓新形(右)では正面から屋根に掛けてテーパー(傾斜)が設けてあるのが判ります。テーパーのあるヘッドライト部分を、平板形状の前面板に移植した際に、このことを考慮していなかったのが最大の原因のようです。

 

以上から、移植したヘッドライト部分を一旦切り離して少し下方に下げて付け直す必要があります。その処置を済ませてから、両肩部の浮き上がりを再確認することにします。(続く)

 

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