今日は何の日ネタが続いてますが、今回もお付き合いいただけると幸いです。
12月24日はJR北海道731系、JR大阪環状線323系(上写真)、大阪市営地下鉄80系がデビューした日です。

今日デビューした車両についてご紹介させていただきます。

【JR北海道731系】
1996年12月24日に、JR北海道731系が営業運転を開始しました。
老朽化した711系の置き換えとラッシュ時の乗降をスムーズにする目的で、本格的な通勤車両731系を開発、1996年から1999年にかけて21本63両が製造され、1997年には鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。
オールロングシート、客室仕切り廃止、さらに気動車との協調運転対応など、従来のJR北海道の車両にはない仕様が盛り込まれ、後継モデルの733系にも受け継がれました。
731系はキハ201系(上写真)との併結運転が可能、日本で唯一電車と気動車(ディーゼルカー)を併結して運転される車両です
731系車内
一部乗降ドア付近に「跳ね上げ式収納座席」も設置されてます
乗降ドア上部などにエアーカーテンが設置されてます(入口上の吹出口)
733系・735系(上写真)などの後継車両にも731系のDNAが受け継がれました

【JR大阪環状線323系】
2016年12月24日に、JR大阪環状線で323系が営業運転を開始しました。
2013年12月24日にJR西日本が発表した『大阪環状線改造プロジェクト』の重点施策のひとつとして、老朽化した103系などを置き換えるため323系が登場、2016年から2019年まで導入し大阪環状線のイメージを一新。
103系(写真左)と並ぶ323系、世代交代を感じされる光景
8両編成22本176両製造された323系は、将来的なホームドア化に向けて、大阪環状線・ゆめ咲線に乗り入れる車両に合わせるため225系2次車などをベースにした3扉車両となりました。
225系2次車
3扉車という事もあり座席がやたら長い(E233系などと比べ座り心地よい座席)
大阪環状線改造プロジェクトのロゴマークが先頭部および側面に配置されてる
鴨居部(乗降ドア上)と妻部(貫通路)に車内案内表示装置したほか、混雑が激しい8号車の乗降ドア付近スペースを広くするなどの工夫を取り入れました
車内案内表示装置
乗降ドア付近内外には半自動ドアスイッチが設けられた(写真左上)
個人的にはロングシート両端の肘掛けと袖仕切に角度をつけて乗降ドア付近を広げた所がポイント高いですね

【大阪市営地下鉄80系】
2006年12月24日に、大阪市営地下鉄 今里筋線で80系(現:Osaka Metro)が営業運転を開始しました。
80系は、大阪市営地下鉄 長堀鶴見緑地線70系(上写真)をベースに17本68両製造されたリニアモーター地下鉄車両で、VVVFインバータ制御の使用素子を70系のGTOサイリスタからIGBTに変更するなど改良して登場。

GTOサイリスタとIGBTは、電車のモーターなどを制御する電圧や周波数を入れるスイッチの役割を担う半導体素子の事で、IGBT素子の方が性能が良いという理由で採用する車両が増えてます。

2019年には運用減で余剰となった80系1編成が長堀鶴見緑地線へ転用されました。

クリスマスイブは、こんな出来事がありました。さて今夜はどう過ごそうか・・・1人で過ごすラストクリスマスとなる事を期待して楽しみますわえーん

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました!

鉄道コム