あわせて3,447両もの車両が製造されて、日本列島を駆け回った国鉄103系電車。
 国鉄分割民営化の折には、JR北海道JR四国を除く4社に引き継がれましたが、車両の老朽化や新型車両の導入によりどんどん廃車が進み、JR東海では平成14年に、JR東日本でも平成22年に全車が廃車となりました。
 残存するJR九州でも筑肥線の15両が残るだけとなっていますが、JR西日本では未だに48両が現役。具体的にはJR奈良線、和田岬線、加古川線、播但線で運用されています。

 今回はそのうちのJR奈良線の103系電車が京都駅にいましたので、その模様をお届けします。

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​京都駅に停車中の103系電車 (京都,2679.12.19)

 京都駅の奈良線ホーム、9番のりばに停車中の103系電車です。奈良線充ての103系は2編成しかないので、今回は運が良かったです。
 どうしても乗りたいという方は、Twitterで「#奈良線運用」などと調べてみると、情報が入るかと思います。

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​行先幕 (京都,2679.12.19)

 行先幕です。私が乗ったときは城陽行きでした。103系は、同じく国鉄型の201系などと異なり、LED化が為されていないので未だに幕式です。

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​車内の様子 (京都,2679.12.19)

 車内の様子です。10番のりばに先発の普通奈良行きが停車していたため、ほかにお客さんは乗っていませんでした。
 車内の雰囲気は、105系や201系に近からずとも遠からずといった感じです。

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​乗務員室後ろの様子 (京都,2679.12.19)

 運転室の様子です。国鉄型らしい配置と言えますが、ひとつ特徴をあげるとすれば、201系にはない運転席真後ろの窓があります。確か201系は労働組合の要望でこの窓がなくなったと記憶しています。

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​反対側の顔 (京都,2679.12.19)