川崎鶴見鉄道録

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「わがまちご当地入場券」の特典列車カードを交換してみた 北海道放浪の旅 あとがき

前回の記事でようやく完結したかのように見えた「北海道放浪の旅」ですが、今回は後日談をお届けします。

「まだやんのかい!!」って声が聞こえてきそうですが、あと1回だけお付き合いくださいませ (^_^;)

 

今回の旅では、全道各地および青森県今別町の合計101市町村で発売されていた「わがまちご当地入場券」をすべて収集することを目的に位置づけ、全101駅のコンプリートを達成したということは、前回までの記事でお伝えしたとおりです。

ですがこの入場券、一部が「応募券」となっていて切り離すことができる作りになっていました。

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上の右端部分にミシン目が入っており、簡単に切り離せるようになっています。

そうなると、いったい何に応募できるのか?という話になるわけですが、それが今回の主題であります。

 

この「わがまちご当地入場券」ですが、実は応募券を10駅分集めてJR北海道に郵送すると「北海道の列車カード」という特典カードがもらえるようになっていました。

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JR北海道ホームページより

こんな感じで応募券を切り取り、専用台紙に張り付けて郵送すると、列車カードが返送されてくる仕組みです。

 

この特典カードは全部で5種類あって、公式カタログにも掲載されており「わがまちご当地入場券」コレクションの一部という位置づけのようです。

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全て交換するためには50駅分の入場券が必要ということになりますが、今回私は101駅分の入場券を持っているので、2セット分入手できるほどの余裕がありました。

同じものを2セット揃えてもしょうがないので、50駅分の応募券を使ってすべての特典カードを1枚ずつ交換してみたというのが、今回のお話でございます。

 

専用台紙は、JR北海道のホームページからPDFファイルがダウンロードできるようになっていて、各自で印刷して用意します。

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この台紙に10駅分の応募券を糊付けし、必要事項を記入してJR北海道へ郵送。

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すると2週間ほどで「列車カード」が返送されて来ました。

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専用の二つ折り台紙付きで、なかなか気合が入っておりますな。

 

最初に送られてきたのは普通列車カード」というものでした。

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表の柄は「上砂川支線キハ22形」裏の柄は711系リバイバル塗装車6連」でした。

 

そしてよく見ると、この列車カードにもまた応募券が付いております

普通列車より「格上」の列車カードを手に入れるためには、10駅分の応募券に加えて列車カードの応募券も併せて郵送すると、貼り付けたものより1つ格上の列車カードが返送される仕組みです。

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これを繰り返すことにより、すべてのカードが手に入れられるというわけです。

なかなか上手く考えられていますね。

 

この先は全て同じ手順なので、入手したカードだけご紹介します。

普通列車の次は「快速列車カード」が貰えます。

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表の柄は「721系快速エアポート裏の柄はリバイバル快速海峡」でした。

 

私的には「ヘッドマーク付き+種別白幕+uシート無し」というのが、古きゆかしい快速エアポートの姿だったので、かなりツボに入りましたねぇ。

この写真を採用してくれた担当の方、素晴らしいセンスだと思います (^o^)

 

続きましては「急行列車カード」のご紹介。

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表の柄は「キハ400形急行宗谷」裏の柄はリバイバルまりも」でした。

表にあえて「はまなす」「天北」など客車列車ではなく、キハ400形「宗谷」を持ってくるあたり、担当のセンスが光りまくってますねぇ。

 

続いては「特急列車カード」です。

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表の柄は781系特急すずらん裏の柄はキハ183系国鉄色リバイバル北海」でした。

これもまた表柄に「ライラック」ではなく、若干地味な存在だった「すずらん」を持ってくるあたり、渋いチョイスをしてますねぇ。

 

最後は「事業用車両カード」です。

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表の柄は「マヤ34 2008」裏の柄は「DE15牽引のチキ+ホキ工臨でした。

 

ちなみに最後の「事業用車両カード」のみ、台紙が異なっていました。

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「わがまちご当地入場券」は2019年9月30日で発売終了となりましたが、列車カードの交換は11月30日消印分まで受け付けていました。

私が「事業用車両カード」の交換に出したのが11月中旬とギリギリだったためか、台紙の在庫が無くなって1枚ものに変更されたようですが、期せずして2種類の台紙が手に入ったので良かったです。

 

この列車カード自体には、入場券と違い番号は入っていませんが、返信用の封筒には整理番号のようなものが記されていました。

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「事業用車両カード」の封筒には「2062」と入っていたので、残り期間を考えると「事業用車両カード」の発行枚数は2100枚くらいと推測されます。

「わがまちご当地入場券」の総発売枚数が80万枚以上であることを考えると、最後まで到達できた人がいかに少なかったかがわかりますね。

 

コレクションファイルに収納してみました。

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ニセコエクスプレス」のカードは、コレクションファイルのオマケとして付いてきたものですが、実はこれもカタログに記載されているので、一応「わがまちご当地入場券」の1種として扱われているようです。

これで、コレクションファイルのカタログに載っている全種類をコンプリートすることができました。

 

が、実は公式カタログにも載っていない券が1枚だけ存在し、私も未だ手に入れることができておりません。

それがこちらの入場券です。

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新夕張駅の「わがまちご当地入場券」でございます。

なんで新夕張駅だけ持ってないのか?と言うと、実は新夕張駅で「わがまちご当地入場券」を発売開始したのは2019年4月1日からなのです。

 

もともと夕張市の「わがまちご当地入場券」は夕張駅で発売していたのですが、今年3月31日で夕張駅を含む石勝線夕張支線が廃止されたことに伴い、発売駅が新夕張駅に変更されましたが、私が旅を行ったのは2018年7月だったので、当時は夕張駅で発売していたのです。

新夕張駅に変更されることを知った当初、今年の帰省時に新夕張駅に行って買うつもりでしたが、既報のとおり9月30日をもって発売が終了に・・・。

実は手に入れる算段は付いていますが、残念ながらこの1枚だけは自らの手で買うことができなかったのは事実なので、ちょっと悔やまれますねぇ。

 

 

といった感じで、「わがまちご当地入場券」の特典である「列車カード」のお話を、旅の後日談として取り上げてみました。

これで本当の意味で「北海道放浪の旅 」の完結でございます。