和歌山バスでは、来春からのICカードシステムの導入にともない、現在販売している磁気式バスカードと紙式定期券について、販売及び利用の終了を発表しました。

磁気式バスカード・紙式定期券の販売及び利用を終了します | 和歌山バス株式会社

概要は以下の通りです。

●ICカードサービスの開始時期:
2020年4月1日(予定)

●磁気式バスカード及び紙式定期券の販売終了時期:
2020年3月31日(予定)


●磁気式バスカードの利用終了時期:
2020年9月30日(予定)

●その他:
ICカードサービスの詳細は改めて発表予定


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▲和歌山バスの磁気式バスカード

現在のところ、交通系ICカードが全く利用できない和歌山バスですが、下記の記事でふれたように、和歌山県の事業として交通系ICカードのバスへの共通利用について、県の事業として予算要求されていました。


この予算査定内容のうち、「スマートフォンで路線バスの位置が分かるようにする」仕組みについては、既に2019年4月1日から「バスロケーションシステム」として運用が開始されています。


これに続くものとして、交通系ICカードの導入が予定されていたところですが、この度、和歌山バスより、現在使用されている磁気式バスカードの販売・利用終了時期、そしてICカードシステムの導入の予定時期について、公式に発表がありました。

導入は2020年4月1日とのことで、来春からの和歌山バスでの通勤・通学ではICカードが利用できるようになり、利用者にとって便利になると考えられます。

ところで今回の発表で少し気になったのは、「紙式定期券の販売終了」であります。
紙式の定期券を終了するということは、すなわちICカードによる定期券も併せて導入されるのか、それともPiTaPaの登録型割引サービスに置き換えるのか等、今後の発表が気になるところです。


ともあれ、和歌山バスでのICカードシステムの導入が発表されましたが、来年3月にはJR和歌山線(和歌山〜五条)及びJRきのくに線(海南〜紀伊田辺の各駅)でも交通系ICカードが利用可能になるため、これまで交通系ICカードに関しては整備が遅れていた和歌山都市圏でも、他都市圏と遜色ないレベルにまで整備が完了するのかな、と思うと、来春のサービス開始が今から心待ちであります。

今後詳細が発表されれば、当ブログでもご紹介していきたいと思います。



●関連ブログ:
wap ONLINE:和歌山バス、来年4月1日からICカード対応へ



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