今朝はJR直通線開業後初めて、相鉄線が人身事故により一部区間で運転を見合わせ、JR車・相鉄車ともに通常では見られないイレギュラーな行先が見られ話題になっていました。
ただ、車通勤とはいえ相鉄が止まると大和・座間地区の渋滞がいつも以上に酷くなるので正直迷惑…。

さて、そんな話はさておき、久しぶりに機関車の入線があったので紹介していきたいと思います。

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KATO 3065-4 EF510 500 JR貨物色

KATOより発売されているEF510 500 貨物色(青)です。中古で安く購入できたため入線の運びとなりました。

EF510はJR貨物が、日本海縦貫線を中心に運用されていた富山機関区所属のEF81を置換える目的で、2002年から製造・投入された交直流電気機関車で、置換え対象のEF81同様、直流1500V・交流20000V50Hz/60Hzの3電源に対応しており、保安装置を整備すれば日本国内の狭軌在来線電化区間全線を走行できる万能機関車です。
2009年より、JR東日本田端機関区所属で、寝台特急北斗星・カシオペア及び常磐線方面の貨物列車牽引用EF81置換え用として、首都圏エリア乗入れ対応や一部マイナーチェンジを実施した旅客仕様の500番台が15両製造されました(北斗星色13両・カシオペア色2両)。
500番台は北斗星・カシオペア・迂回あけぼの・常磐線/高崎線貨物牽引に活躍しましたが、2012年3月の貨物列車運用消滅による運用大幅減で北斗星色の501~508・511号機の9両がJR東日本からJR貨物へ売却され富山機関区へ配置転換、その後も2015年8月の寝台特急北斗星(臨時)廃止による運用減で北斗星色の512・513・515号機が、2016年2月に最後の北斗星色514号機が、2016年3月の寝台特急カシオペア(臨時)廃止によりカシオペア色の509・510号機が富山機関区に配置転換となり、JR東日本所有のEF510は全廃となり、0番台・500番台合わせたEF510全車がJR貨物富山機関区所属となりました。

模型は2012年のJR貨物売却第1陣に合わせて発売された製品で、基本的にEF510北斗星色・カシオペア色の色替え製品となっています。

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ケースはKATO単品製品標準の単品クリアケースで、EF510専用のウレタンが使用されています。
付属パーツは、付属車番変更前の北斗星色と同様のナンバープレート(EF510-501・502・505・506 北斗星色新車番製品は最後まで田端に残った512~515)とKATOナックルカプラー(長)です。

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解放テコ・前面手摺りは別パーツが取付済みとなっています。
KATO機関車製品では標準のスノープラウでカプラーを保持する構造ですが、スノープラウ形状は特に破綻していたりはしません。
ナンバープレートは車体にはめ込むタイプとなりますが、取り付けると車体とほぼ面一になり、隙間もほとんど開かないため、あまり違和感はありません。車番はEF510-506を選択しました。
ナックルカプラーは付属の長いタイプではなくASSYの短いタイプを取り付けました。


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ヘッドライト点灯状態です。
500番台北斗星色以降のEF510では標準となった電球色LEDで明るく点灯します(0番台旧品番は白色LED)。

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屋根上配管類は緑色成型の樹脂パーツと金属配管により再現されています。

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パンタグラフは他のEF510と共通パーツです。少し古い製品ということもあり、摺り板パーツの安定性は悪いです。
500番台にはあって0番台には存在しないデジタル無線用アンテナなどもきちんと再現されています。

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車体側面のルーバーなどもモールドでしっかり再現されています。
明かり取り窓のHゴムや運転台窓サッシの黒色や銀色のJRマークなども綺麗に印刷されています。
ちなみに0番台と500番台では側面の車番位置が異なりますが、これも別金型でしっかり再現されています。

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富山機関区転籍にあたり、青車体に金帯の基本塗装はJR東日本田端機関区時代と変わらないものの、車体側面の流星マーク及びEAST JAPAN RAILWAY COMPANYのステッカー・JR東日本仕様の震災復興ステッカーがはがされ、さみしくなった側面も再現されています。
実車はいまだにステッカーをはがした跡が残っていますが、模型ではそこまで再現されていないので、実車より模型の方が綺麗です。

今回のEF510-500貨物色導入で、当方の所有するEF510は
KATO EF510-0 (EF510-20)
KATO EF510-500 北斗星色 (EF510-501)
KATO EF510-500 カシオペア色 (EF510-510)
KATO EF510-500 JR貨物色 (EF510-506)
TOMIX さよなら北斗星 (EF510-515)
となり、0番台量産先行車(EF510-1)と500番台貨物色(銀:EF510-509/510)以外は全色揃ったことになります。

最後に富山機関区の0番台との並びを。
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