今回は北急8000形の中間車(中間セット)を整備して10両編成に組み上げることにします。

 

中間セット1箱には中間車2両が入っており、10両編成にするには3箱必要です。

 

上段にはM仕様車両(Mo 8100形) 、下段にはT仕様車両(TE 8200形)が入っています。

 

パッケージ上蓋の内側に書かれた車両主要諸元です。これを参考にすると、中間車の上段のM車は②号車(8100形)、下段のT車は③号車(8200形)と判ります。先回整備の基本セットの先頭車が①号車(反転して⑩号車)、中間車が簡易運転台付の⑤号車(反転して⑥号車)でしたので、全体のやりくりを判り易くするために、図表形式に整理(クリックすると拡大できます)してみました。

 

此の図表の加工処置の段から、中間セットの1箱目は②号車+③号車、2箱目は④号車+⑦号車、3箱目は⑧号車+⑨号車になります。先回未処置のままの基本セットの2箱目は、先頭車を⑩号車にするため、車体を反転(方向転換)してから床板を反転(床下機器を両側面間で入れ換えるのが目的)します。簡易運転台付の中間車は、⑥号車とするために車体を反転した上で、⑨号車とする中間車と床板・台車毎、一式交換します。

 

先回準備した号車番号と連結方向を示すシールを床下に貼り付けてから加工作業に着手します。動力車以外の全車両に共通する加工作業は、N化パーツ(TT-04R)の金属車輪・ウエイト・カプラーポケットにスプリングが入ったアーノルドカプラーに交換することです。

先回未着手の⑩号車です。床板を台車毎外してから車体を反転(方向転換)します。次に床板の向きは変えずに、車内シートの方向、前部のダミーカプラーの取付位置、前後の台車の位置関係を入れ換えてから、車体に再装着しています。(両側面の床下機器を相互に入れ替える方が簡単で、同じ状態になりますが、K480の文字の上下が反転します)

 併せて車輪交換等の加工作業を行っています。

 

この結果、奥側の①号車のと、手前の⑩号車の床下機器の配列が一致しました。

 

先回未着手の簡易運転台の付いた⑥号車です。床板を台車毎外してから車体を反転(方向転換)します。M車仕様の床板・台車は、⑨号車となる車両のT車仕様の床板・台車と一式交換します。併せて車輪交換等の加工作業を行っています。

 

奥側⑤号車の右側連結面と、手前⑥号車の左側連結面にある、それぞれの簡易運転台が向き合います。

 

 

次は、3箱分の中間車セットの加工作業です。

1箱目の②号車と③号車では、車輪交換等の加工作業のみです。

 

2箱目の④号車と⑦号車では、車輪交換等の加工作業のみです。

 

3箱目の⑧号車と⑨号車では、⑨号車の床板・台車は⑥号車となる車両の床板・台車と一式交換しています。併せて車輪交換等の加工作業を行っています。

 

この一連の作業では注意が必要です。中間車セットに入っている中間車は、前後左右対称で固定された向きがないものと思っていましたが、連結面の片方の窓上に機器箱(配電盤?)の突起が表現されており、車両の左右連結面で配置位置が異なります。

②号車(左)と③号車(右)の連結面が向き合う状態を示しています。問題の突起物も同じ配置位置で向き合うことに注意が必要です。

 

⑤号車(左)と⑥号車(右)の連結面が向き合う状態を示しています。⑥号車は、⑤号車と同一成形のボディを反転使用しているため、問題の突起物が同じ配置位置で向き合う事は出来ませんが、これは致し方がないでしょう。

 

先頭車の①号車(左)と⑩号車(右)の連結面には、かの突起物は存在していないので、向き合う位置関係の問題は生じません。

 

 

10両編成を構成する車両が、走行できる状態で出揃いました。左側から①号車、②号車の順番で並べて、右端の⑩号車だけ逆向きに置いています。こうして並べてみると、連結面窓上の突起物の位置関係が良く判ります。

 

③号車~⑧号車間を拡大してみました。簡易運転台の見えている⑥号車だけ突起の位置が揃っていませんが、連結してしてしまえば目立ちませんので、気にしないことにしましょう。


この段階では、実車における台車の集電靴付/集電靴なしの配置関係が判明していませんので、仮組成の扱いとしておきます。更に車番や行先表示のシールが未貼付ですので、現車調査を済ませてから最後の仕上げをしたいと思います。(続く)

 

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