東武鉄道は2019年12月9日に公式プレスリリースを発表し、2020年3月14日に東武野田線(通称:東武アーバンパークライン)全線の急行運転開始を含むダイヤ改正を実施すると発表した。このダイヤ改正では『急行列車の運転区間拡大・特急「アーバンパークライナー」の運転形態の一部変更・最終列車の大幅繰り下げ』の3つを基本骨格としている。
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【東武野田線ダイヤ改正:全線での急行運転を開始】
東武野田線では、かねてから実施している逆井駅〜六実駅間の複線化工事が完了する。これに伴い大宮駅〜柏駅間でのみ運転していた「急行」をそのまま船橋駅まで運転区間を拡大する。これにより大宮駅〜船橋駅間では日中最大16分、柏駅〜船橋駅間では最大11分(平日夕ラッシュ時間帯)の所要時間短縮を実現する。また、休日朝夕を中心に大宮駅〜柏駅間では「区間急行」も設定し運河駅〜柏駅間の列車本数を確保する。

【最終列車の時刻を最大30分以上繰り下げ】
最終列車については都心部からの最終列車から乗り継ぐことを前提に繰り下げを実施、特に流山おおたかの森駅では最終列車(柏駅行き)が25時ちょうどに発車することになる。このため、秋葉原24時18分発の守谷駅行き(流山おおたかの森24時49分発)から七光台駅(24時56分発)と柏駅行き(25時00分発)にそれぞれ接続可能となる。(つくばエクスプレスの列車時刻については現行ダイヤを対照としているため、2020年3月にダイヤ改正を実施した場合にはどうなるかわかりません。)

【アーバンパークラライナー:運転区間を一部変更】
新ダイヤでは、アーバンパークライナーの列車番号を全列車「70番台」に変更し、運転区間・停車駅を次の通り変更する。
アーバンパークライナー1号:列車名を「スカイツリーライナー7号」に変更、運転区間は浅草駅〜春日部駅間へ短縮
アーバンパークライナー2号:列車名を「アーバンパークライナー72号」に変更し岩槻駅に新規停車(岩槻駅で春日部駅方面行きの普通列車と接続)
アーバンパークライナー3号:列車名を「アーバンパークライナー71号」に変更、野田市駅行きについては柏駅まで運転区間を延長
アーバンパークライナー73号:新規設定(柏駅発春日部駅行き:柏駅・流山おおたかの森駅・運河駅〜春日部駅間の各駅に停車) 

画像:東武鉄道の公式プレスリリースより 


東武鉄道公式プレスリリース:http://www.tobu.co.jp/file/pdf/74842e7be5f2a7d3d559f5004acc60ba/191209%20.pdf?date=20191209133939
鉄道コム

2020年3月ダイヤ改正記事一覧:http://blog.livedoor.jp/uppi_natettyan/daiya_2020SPRING